Intel デスクトップ向けCPU 2021年も14nm?!

(Source:Tweakers)

リークしたロードマップは2つである。1つは2018年から2021年までを示した“Intel Client Commercial CPU Roadmap (2018-2021)”で、Xeon Eやデスクトップ向けのS series、Mobile向けのH, U, Y seriesが掲載されている。

2つめは2018年から2020年を示した“Intel Client Mobile CPU Planning Roamap (2018-2020)”で、こちらにはデスクトップ向けのS seriesやXeon Eは掲載されておらず、Mobile向けのH, U, Y seriesと、Atom系コアが担うN series以下が掲載されている。

まず自作PCに最も関係の深いS seriesであるが、2020年まではほぼ既報通りで、先日ラインナップが拡大された「Coffee Lake-S Refresh」に続き、2020年に「Comet Lake-S」が投入される。「Comet Lake-S」は14nmプロセスであるが、コア数が最大10コアとなる。そしてここからが新しい話であるが、2021年のデスクトップ向けCPUコアは「Rocket Lake-S」と呼ばれるものになる。そしてこの「Rocket Lake-S」も引き続き14nmプロセスで製造され、最大コア数も今回のロードマップでは「Comet Lake-S」同様の10コアまでとなる。この流れはXeon Eや高性能Mobile向けのH seriesもほぼ同様である。

U seriesは現在「Whiskey Lake-U」が充当されているが、2019年末に「Ice Lake-U」が2コアまたは4コアで登場する。これが実質的に初の10nmプロセスCPUとなるコア i3 8121U? 知らない子ですね。「Ice Lake」はY seriesにおいても2コアで「Ice Lake-Y」として投入される。しかし、「Ice Lake-U」及び「Ice Lake-Y」は2021年までを記したロードマップには記載されておらず、2020年までのMobile CPU Planning Roadmapにのみ「limited」と注釈をつけられて描かれている。U seriesは「Ice Lake-U」と並行して6コアまでの「Comet Lake-U」が14nmで投入され、Y seriesも現行の「Amber Lake-Y」が続投する(「Amber Lake-Y」の項目が2/4Cとなっており、4コア投入の可能性がある??)、ないしは「Comet Lake-Y」が2コアまたは4コアで投入される。「Ice Lake-U/-Y」は限定された数にとどまり、主流は「Comet Lake-U」と「Amber Lake-Y/Comet Lake-Y」となりそうである。

U seriesやY seriesは2021年に「Tiger Lake-U/-Y」が4コアで投入される。「Tiger Lake-U/-Y」は「Ice Lake-U/-Y」に続く2番目の10nmプロセスのコアとなる。しかし、前述の通り「Tiger Lake」世代のS series及びH seriesは登場しないばかりか、U seriesについては14nmの「Rocket Lake-U」が並列する形となっている。

今回のロードマップはデスクトップ向けは10nmをスキップして14nmから7nmに移行するという噂話を完全に支持する内容である。

今後注目されるのは14nmのCPUコアである「Comet Lake」や新出の「Rocket Lake」がどのようなアーキテクチャを採用するかであろうか。具体的には「Coffee Lake-S Refresh」までのように「Skylake」がベースなのか、あるいは「Ice Lake」で使用される「Sunny Cove」を14nmで製造するのかとなる。「Comet Lake」はともかくとして、「Rocket Lake」には後者の可能性を期待したいところであるが、今回のロードマップではそこまでの突っ込んだ内容は示されていない。ただ、「Rocket Lake-U」の項目に4/6C 14nm+14nm GFXないしは4/6C 14nm+10nm GFXの記載があり、CPUとGPU(GFX)が別ダイの可能性を示唆している。「Sunny Cove 14nm」=「Rocket Lake」のCPUコアである可能性は期待してもいいのかもしれない。