(Source:Planet 3DNow!)
WCCF TechがNaviの4ヶ月後となる11月にRaven Ridge Refreshと呼ぶ7nm APUをローンチすると報じています。この7nm APUはRyzen 3000 series APU―Picassoの後継となり、コードネームはRenoirとなります。現行のPicassoのMobile版が1月のローンチであることを考えるとかなり早い登場なんです。
Naviの4ヶ月であれば11月となるが、より現実的には2020年初め―CES 2020の頃となるように考えられます。
このRenoirがどのような構成をとるかについても言及がありました。7nm + 12nm I/Oであるとされています。CPUはZen 2で4コア/8スレッドまで、GPUはNaviになります。
Picassoの3000番台に続き、Renoirは4000番台を名乗り、Mobile向けにはRyzen 4000U/4000Hとして2020年第1四半期に、デスクトップ向けにはRyzen 4000G/4000GEとして2020年第3四半期中頃に予定されているようです。おおむね現行のPicassoの1年の間隔を開けての登場となるようです。その他のサーバーやデスクトップについても2020年末までのロードマップが記されていました。
サーバー向けは今年第3四半期中頃にZen 2世代のRomeがEPYC 2として最大64コア/128スレッドで投入される。Romeの次となるMilanはEPYC 3として2020年第4四半期に、MilanはZen 3世代となり7nm+のCPU chipletと14nm I/Oの組み合わせになるとされています。コア数は64コア/128スレッドでRomeから据え置き、CPU socketもNaples及びRomeのSocketSP3を引き継ぐようです。I/OはPCI-Express 5.0対応の可能性を示唆していますがまだ不確定のようです。
サーバー・組み込み向け―EPYC embeddedは現在Snowy Owlが充当されていますが、2020年第2四半期頃にZen 2世代に移行します。Starshipの呼称が用いられていて、7nm CPU chiplet + 14nm I/Oの組み合わせになります。
デスクトップ向けCPUは7月7日にMatisseことRyzen 3000 seriesが登場するが、来年第3四半期中盤にはVermeerと呼ばれるZen 3世代の製品がRyzen 4000 seriesとして登場する。I/Oは引き続き12nmであるが、CPU chipletは7nm+に進化します。コア数は16コア/32スレッドと予想されています。またAMDの公約通りこの世代もSocketAM4が維持されるようです。