Intelが、次世代Xeon Scalable Family「Cascade Lake-SP」について少しづつであるが情報が出回り始めています。特徴の1つがIntel Optane DC Persistent Memoryのサポートです。現行の「Skylake-SP」がサポートするメモリの容量は通常モデルで768GB、「M」モデルで1.5TBです。後者は128GBモジュールを12枚使用することで1.5TBの容量を実現できるものです。「M」モデルは同ナンバーの通常モデルよりも高めの価格設定です。「Skylake-SP」は、「Purley」と呼ばれるプラットフォームですが、次の「Cascade Lake-SP」も同様に、「Purley」プラットフォームです。「Cascade Lake-SP」のメモリ周りのスペックは基本的には、「Skylake-SP」を踏襲し、6chメモリコントローラを搭載し、1chあたり2 DIMMまでをサポートする。「Cascade Lake-SP」は、14nmプロセスで製造され、最大コア数は28コアとなる。「Cascade Lake-SP」は、「Skylake-SP」よりも高いTDPが許容されるようになりますので、その分周波数も引き上げられます。
そして、本題のメモリです、繰り返すように「Optane DC Persistent Memory」のサポートが加わります。Optane DC Persistent Memoryは128GB、256GB、512GBがラインナップされます。このOptane DC Persistent Memoryの512GBモデルを6枚、通常のDDR4 DRAMの128GBモジュールを6枚の構成とすることにより、1 socketで、3.84TBのメモリに対応できることになります。メモリの話で、TBが出てくるとストレージの話と混同してしまいそうになります。