(Source:FanlessTech)
AMDは、現在、Raven Ridge世代のAthlonとしてAthlon 200GE, 220GE, 240GEがラインナップされています。いずれも2コア/4スレッドでCPUの周波数は順に3.20GHz, 3.40GHz, 3.50GHzです。iGPUはRadeon Vega 3でStream Processor数は192、周波数は1000MHzです。そしてTDPはFanlessを好むユーザーに優しい35Wです。このAthlon 200GEの後継となるであろうAthlon 300GEが中国語のChiphellに掲載されていました。現時点では3.40GHzのAthlon 300GEと3.50GHzのAthlon 320GEが投入されるようでありと明記されています。ChiphellにAthlon 300GEの写真が掲載されている。OPNはYD30GEC6M2OFHです。Chiphellのスレッドを見るとCPUが12nmプロセスのZen+でGPUが14nmのPicasso等と書いてありましたが間違いで、おそらくは12nmプロセスでZen+世代のPicassoがベースの製品と考えられます。
Ryzen 2000G/GE/U=Raven Ridge 1=14nm, 4コア Zen + 11 CU Vega
Ryzen 3000G/GE/U/H=Picasso=12nm, 4コア Zen+ + 11 CU Vega
Ryzenに関してはこれで問題ない。ところがローエンドの2コア CPU + 3 CU + GPUの製品です。Athlonが問題のZen / Zen+系列のAPUのダイにはRaven Ridge 1とPicassoに加え、もう1種類Raven Ridge 2と呼ばれるダイがあるといいます。このRaven Ridge 2が2コア Zen + 3 CU Vega の構成です。このRaven Ridge 2というのが14nmなのか12nmなのかが現時点では、はっきりと詳細確認できていません。またAthlon 200GEにどこまでRaven Ridge 2のダイが使用されているかも不明です。また、Raven Ridge 1に対するRaven Ridge 2のようにPicassoに2コア Zen + + 3 CU Vegaの小型ダイがあるのかどうかも不明です。そうなると、このAthlon 300GE、Raven Ridge 1のカットダウンではなさそうです。Raven Ridge 2なのかPicassoのカットダウンなのか、あるいはPicassoをベースとした小型ダイなのか情報量が少なくハッキリしません。のちの情報待ちとなります。