(Source: ComputerBase.de)
IntelのProfessional CPU向けの新Socketが分かれることはこれまでも何度かありました。なんと今回は2種類になるようです。結果2種類のプラットフォームがXeonに用意されることになります。中国語の取引プラットフォームであるTaobaoで、Intelの次世代サーバー向けCPUとなる「Cooper Lake / Ice Lake」のSocketマウンタが売られていた。この「Cooper Lake / Ice Lake」向けのSocketはSocket P4と呼ばれ、「Whitley」プラットフォームで用いられる。Socket P4に対応するCPUは「Ice Lake-SP」と「Cooper Lake-4」です。そして別のプラットフォームとなる「Cedar Islands」とSocket P5を用いる「Cooper Lake-6」が存在します。Socket P4もSocket P5もLGA4189で、見た目の差違は小さく、機械的にはほとんど同じで、いくつかのノッチの配置を換えてあるだけです。区別のために「Whitley」では黒色に、「Cedar Islands」では灰色となる様です。「Cooper Lake-6」と「Cooper Lake-4」はメモリチャネル数が異なる。「Cooper Lake」そのものは14nm世代で、「Skylake-SP」、「Cascade Lake-SP」の流れをくむ3世代目となるが、「Cooper Lake-6」は「Skylake-SP/Cascade Lake-SP」同様に6チャンネルのメモリコントローラを有します。一方、「Cooper Lake-4」は4チャンネルのメモリコントローラにとどまります。その代わり、Multi-chip-module構成とります。以前の情報によると、「Cooper Lake-4」は2つのCPUダイを用いて最大48コアに達するという。そして2つのCPUダイを用いることにより8チャンネルのメモリに対応する。「Ice Lake-SP」もまた8チャンネルのメモリを搭載します。こちらは1チップで最大26コアまでとなります。Socket P4と「Whitley」は8チャンネルのメモリに対応するプラットフォームになり、一方Socket P5と「Cedar Islands」は6チャンネルのメモリに対応するプラットフォームになります。
「Cooper Lake」が2種類あるという話自体はこれが初出ではなく、5月下旬にHuaweiが同社のサーバー向けロードマップとして、同様の事柄を明らかにしています。「Cedar Islands」と「Whitley」というプラットフォームの名前もこの時に出てきています。この時呼ばれていた「Cooper Lake-P」が今回の「Cooper Lake-6」に、「Cooper Lake-SP」が「Cooper Lake-4」に相当することがわかります。この時から「Cooper Lake-SP = Cooper Lake-4」は最大48コアと言われていましたが、14nmで48コアをモノリシックで実現するのは現行の「Skylake-SP/Cascade Lake-SP」を見る限りダイサイズがあまりにも大きくなりすぎるため、なんとなく2ダイのMulti-chip-module (MCM) になることは予測していました。同プラットフォームの「Ice Lake-SP」も難産な10nmであるため、ダイサイズを抑えるためにMCMになると思っていましたが、こちらは今回の情報によるとモノリシックなダイとなるようです。そのため、2020年のIntelのサーバー向けCPUは以下の3種類が並列することになります。
・Cooper Lake-P:Cooper Lake-5を用いる。6ch DDR4, Max 26-core
・Cooper Lake-SP:Cooper Lake-4を2ダイMCMとする。8ch DDR4 Max 48-core
・Ice Leke-SP:Ice Lake (10nm) ベースで8ch, Max 26-core。モノリシック。