(Source:techPowerUp!)
AMDのRyzen 9について続々と情報が上がっていますね。まずは、パーッケージデザインについてです。基本的には今までと同じ立方体のパッケージで、Ryzenのロゴと背景のリング状マークも継承されています。異なるのは下部の配色で、銀色の細いラインが入れられた下に幅の広い朱色のラインがあしらわれている。そして角に朱色の部分に銀色のアクセントを背景にいれ、そこに白地で「9」と描かれている。これまでのRyzenのボックスの場合は、下半分のライン状の彩色はなく、箱の角に橙色のアクセントが入れられてそこに「7」や「5」のロゴが描かれていました。Ryzen 9 seriesに付属するクーラーはWraith Prism RGBとなるようです。Ryzen 9 3950X及び3900XのTDPは105Wであるが、Wraith Prism RGBは140Wまでの冷却に対応するものです。
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続いて、AMD Ryzen 9がCore i9-9900KFを超えるという話題です。AMDが現行のIntel CPUのIPCを上回った可能性を補強させる話題がでてきています。Ryzen 3000 seriesではミドルレンジとなるRyzen 5 3600がIntelのメインストリーム向け最上位であるCore i9 9900KFをPassMarkのCPU Mark single-thread benchmarkで上回ったというものです。Ryzen 5 3600のスコアは2981で、一方のCore i9 9900KFは2929であった。周波数はRyzen 5 3600が3.60GHz/Boost 4.20GHz、Core i9 9900KFが3.60GHz/Boost 5.00GHzである。Single-threadedベンチマークでは通常、そのProcessorの最大周波数までBoostが効きます。PassMark公式に掲載されているものなので、偽物という可能性は低いと思われます。最上位にRyzen 5 3600が登場していることに驚きますが、それを除くと上の方はIntelの「Coffee Lake」系列が占めている。Ryzen 2000 seriesが出てくるのはだいぶ下でRyzen 7 2700X及びThreadripper 2920X, 2950Xが2200台のスコアである。この付近は「Haswell」の上位製品が並んでいます。Ryzen 3000 seriesのIPCが現行2000 seriesのそれから向上したのは確定ですが、今注目となっているのはその程度で、いくつかのリークではRyzen 3000 seriesのIPCが「Skylake」系列(現行「Coffee Lake」を含む)を上回る可能性を示しています。
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最後に、オーバークロック時のスコアの話です。16コアのRyzen 9 3950Xが市場に出回るのは9月です。しかし、Engineering Sampleは既に出回っているようです。「uzzi38」なる人物がRyzen 9 3950XのES品を用いたCinebench R15ベンチマークのスクリーンショットを投稿していました。ES品でかつ、5.42GHzにオーバークロックされた状態での数字となるりますが、スコアは5501 となっている。参考として同じく16コアのRyzen Threadripper 2950Xのスコアが紹介されていて、こちらは定格で3645とのこと、素晴らしい。