(Source:OC3D)
AMDはまもなく「Zen 2」をリリースしますね。「Zen 2」はコア数を増やし、効率性を高め、IPCを向上させました。AMDは「Zen 2」に続き、2020年中盤に「Zen 3」をリリースし、サーバー向けの製品として「Milan」を予定しています。
「Zen 2」世代のEPYC「Rome」においてはAMDはDDR4-2666以上のサポートを行うことを、AnandTechのインタビューで明らかにしています。そして同じインタビューにおいてAMDのForrest Norrod氏は「Zen 3」世代のEPYC「Milan」についても言及しました。「Milan」は第1世代EPYCである「Naples」や第2世代EPYCとなる「Rome」と同じSocketSP3を用いて、引き続きDDR4メモリをサポートすとのこと。
「DDR5(のサポート)は別のデザインとなる」という。
おそらくはDDR5のサポートには新しいCPU socketが必要となるため、現行のSocketSP3を踏襲し、DDR4をサポートする「Milan」と同世代の「Zen 3」世代のCPU群はDDR4のサポートにとどまると考えられます。SocketAM4もSocketSP3も2020年まではサポートされるとAMDは公言しています。「Zen 3」はその2020年にリリースされる世代となります。つまり、ここまではSocketAM4及びSocketSP3が維持され、対応するメモリもDDR4にとどまるのは流れとしては自然です。変革が起きそうなのはその次の「Zen 4」で、これがAMDのDDR5対応製品の最初の世代になりそうですがまだそこまでの情報は出ていません。対するIntelも2020年の「Cooper Lake-SP」及び「Ice Lake-SP」は引き続きDDR4対応の予定です。こうなるとDDR5のサポートを急いで2020年中に行わなくてはいけないという状態ではないようです。