Intelがまもなく開催する12月12日の「2018 Architecture Day」では、投資家やチャネルパートナー向けに短期ないしは中期のCPUアーキテクチャロードマップが示される予定です。そして、将来のアーキテクチャの初期試作品のデモも行われるようです。この初期試作段階のProcessorのでもプラットフォームは「Sunnycove」と呼ばれるようです。「Sunnycove」は、「Ice Lake」のような、派生品となるCPUアーキテクチャなのか、それともまったく新しいCPUコアなのかは定かでありません。
その「Sunnycove」なるシステムの写真も掲載されている。むき身のマザーボードにディスプレイが接続されたようなシステムで、CPUに取り付けられているCPUクーラーは昔のSocket370のそれを連想させるSocketと同程度の小型のものでした。
そのシステムの横に、「2018 Architecture Day」のロゴと、「New ISA Capabuilities on Sunnycove」と記された案内板がありました。「Sunnycove」が7-Zipにおいて75%高い性能であること、vector-AESやSHA-NIなど新たなISAを搭載していることが示されていました。そしてMicroarchitecture innovationとして最も一般的な暗号化アルゴリズムをターゲットにしているようです。
過去には新アーキテクチャの名前の1つとして「Oceancove」などという名前が出たこともあり、同じ「~cove」つながりでこの「Sunnycove」も新アーキテクチャを採用したCPUのコードネームのように思えてしまいます。どうやらそうとは言い切れなさそうな雰囲気なのです。CPUコアのコードネーム、あるいは新CPUを搭載したシステムのコードネームとも断定しがたいのです。