CPU

AMD 第3世代Ryzen Engineering Sampleのスペック?

(Source:OC3D)

1月のCESでAMDは第3世代Ryzenを紹介しました。このときAMDが見せたのは8コアのProcessorであったが、明らかにもう1つの8コア CPU chipletを追加して16コアとすることが可能なものでありました。今回、リーク情報に詳しいTUM_APISAK氏が16コア 「Zen 2」のEngineering Sampleのスペックを明らかにしました。現在、16コアのCPUはX570チップセット搭載マザーボードでテストが行われているようです。

16コア「Zen 2」の周波数はBase 3.30GHz / Boost 4.20GHzである、この数字は現行の16コア製品―Ryzen Threadripper 2950Xの3.50GHz/Boost 4.40GHzと比較しても悪くないものです。あくまでもこれはEngineering Sampleで、最終的な製品では周波数は異なるものになるだろう。それでもハイエンド向けのThreadripperと比べると電力周りに制限がかかるAM4でこの数字は優秀であります。 

この情報元であるTUM_APISAK氏は今までもTwitterで複数のリーク情報をもたらしている人物である。もちろん鵜呑みにするのは禁物ですが、AM4 16コアのEngineering Sampleの存在が示唆されたのは非常に興味深いものです。

AM4の16コア CPUネタは昨年末に「Ryzen 9 3850X/9 3800X」という形で出てきたことがあり、最近もそのネタが掘り返されて扱われることがあります。今回の情報で出てきた周波数は3.30GHz/Boost 4.20GHzと「Ryzen 9 3850X/9 3800X」とは異なる数字です。昨年末の情報がほじくり返してきただけでもなさそうなのです。

16コアがAM4で登場した場合、Threadripperの16コアと比較すると、メモリ帯域では不利であるが、消費電力的にはThreadripperよりも扱いやすいものとなることが期待されます。第3世代RyzenはComputex 2019でより多くの情報が明らかにされ、7月に正式発表されると噂されています。CESの時点で明らかにされたのは8コアまでであるが、Computex 2019では追加の情報が来るか 楽しみにしておきたい。

関連記事

  1. パソコン工房 iiyama、Core i7-9750HとGeForce…

  2. AMD 2nd GEN RYZEN THREADRIPPER 詳細

  3. Intel Core i9-11900 8コアRocket Lakeデ…

  4. AMD 第3世代Threadripper EPYCゾーンへ食い込む 8…

  5. AMD RyzenデスクトップCPUの噂は、Zen 2’R…

  6. Intel Ponte Vecchio GPUはTSMCの6nmプロセ…

  7. パソコン工房 16.1型大画面ノート ゲーミングPCはRTX 2070…

  8. AMD Ryzen Threadripper 3990X 64コアおよ…

  9. Intel Raptor Lake CPUは、クロック周波数6GHzへ…

  10. Intel Ice Lake-U iGPU

  11. Intel Rocket Lake Core i7-11700K vs…

  12. Intel N100は、4 つの E コアを搭載し 消費電力僅か6Wで…

PAGE TOP