Intelは、2017年に数十年来のライバルであったAMDと協力し「KabyLake」CPUと「Radeon Vega」GPUを組み合わせた「KabyLake-G」を発表しました。「KabyLake-G」は高性能ノートPCやAIOデスクトップに投入されます。しかし、Intelは将来的には、AMDのRadeon IPに代わって、自社開発の単体GPUをCore G seriesに搭載するよう準備しているようです。AMDの「Radeon Technology Group」を率いていた「Raja Koduri氏」が、Intelに移籍した時から、独自の単体GPUを開発するという憶測は流れていた。そして今回、「Arctic Sound」と「Jupiter Sound」と呼ばれる2種類のGraphics IPのコードネームが現れ、「Arctic Sound」はGen12の、「Jupiter Sound」は、Gen13のグラフィックアーキテクチャをベースとした単体GPUのダイであるようです。そしてこれらの単体GPUのダイはEMIBによりIntel processorに接続されるとのこと。順調にいけばGen12のGPUが出てくるのは、「Ice Lake」の次の世代(「Tiger Lake」世代?)で、2020年頃と予想されます。この頃でありましたら、「Raja Koduri氏」が主導して開発したチップが出てきても良い頃になります。
関連記事
-
Intel Cascade Lake-SPは、LGA4189へ
-
AMD AGESA ファームウェアは、クライアント、サーバー プラット…
-
第9世代Core iシリーズは、ソルダリング仕様へ
-
AMD Zen 3マイクロアーキテクチャーがCES 2020で発表?!…
-
Intel 10th Gen Comet Lake CPUのオーバーク…
-
AMD EPYC CPUは、地球上のスーパーコンピューターのトップ10…
-
IntelがXeonのSapphireRapidsサーバープロセッサに…
-
TSMCが2021年下半期に5nmプロセスノードでIntelCore …
-
Intel Alder LakeモビリティCPUは電力消費アップ、TD…
-
Intel NUCロードマップ、Phantom Canyonも
-
AMD Next-Gen Ryzen 8000 Granite Rid…
-
AMD 2nm Zen 6「Morpheus」や 3nm Zen 5「…