(Source:wccftech)
第3世代AMD Ryzen Threadripper CPUは先月発売されました。1ヵ月後、第3世代のThreadripperプロセッサーはECOモードでテストされ、140Wでも165W Core i9-10980XEを遥かに上回る性能である事がわかりました。
AMD Ryzen Threadripper 3970Xは絶対な効率的なモンスターCPUで、Intelのトップ165W CPUをわずか140Wで圧倒
AMD Ryzen Masterユーティリティを使用して、Computerbaseの人々は、Ryzen Threadripper 3970X 32コアプロセッサをさまざまなTDPで実行することができました。TDPの範囲は180W、140W、さらには95Wで、効率を上げるためにチューニングしたときにCPUがどのように動作するかを確認するだけでした。AMD Ryzen Threadripper 3970Xには280Wのストック構成TDPがあり、3.7 GHzベースおよび4.5 GHzブースト（シングルコア）のストッククロックを配信します。低いTDPで実行すると、クロックは低くなりますが、負荷が高いワークロードで24時間年中無休にてセットアップを実行する場合は、効率が高くなります。ストックチップは、280Wで約3.77 GHzですべてのコアを動作させることが報告されていますが、180W TDPは3.37 GHzの低いクロックレートをもたらしました。これは、TDPを35％削減するために10％の周波数低下です。180WのRyzen Threadripper 3970Xは、24コアのThreadripper 3960Xよりも高速であり、シングルおよびマルチコアワークロードの両方でIntelのCore i9-10980XEよりもはるかに高速です。CPUの最大消費電力も287Wから190W未満に低下します。これは、Ryzen Threadripper 2990WX 32コアチップよりも約65W低く、さらに優れたパフォーマンスを提供します。Intel Core i9-10980XEの標準TDPでの消費電力は157Wで、AVXオフセットは2.3 GHzです。
AMD Ryzen Threadripper 3970X 32コアCPU ECOモードパフォーマンス（画像クレジット：コンピューターベース）
AMD Ryzen Threadripper 3970X 32コアCPU ECOモードパフォーマンス（画像クレジット：コンピューターベース）
本当の魔法は、チップが140Wに設定されたときに始まります。ここでは、Ryzen Threadripper 3970X 32コアプロセッサーがRyzen Threadripper 2990WXとIntel Core i9-10980XEの両方を打ち負かしています。1つは12nm 250Wチップで、もう1つは14nm ++ 165Wチップです。これは、7nm Zen 2コアによって提供されるAMDの非常に高い効率を示すために始まります。このチップには、140WでのRyzen Threadripper 3960X（280W）との緊密な呼び出しがあり、これも非常に印象的です。95Wでは、チップは250W Ryzen Threadripper 2950X 16コアプロセッサとほぼ同じ速度です。
最も衝撃的な結果は、シングルコアテストでの95Wで、シングルコアクロックがはるかに低い95Wチップでさえ、95WでIntelのCore i9-10980XEと同等のパフォーマンスを発揮することです。シングルコアは32コアほどのTDPを必要としないため、95Wは280W TDPの同じブーストレベルに近い値になりますが、3970XがIntel i9チップに対応しているのが印象的です。3970Xの4.5 GHzシングルコアブーストと比較して、シングルコアで最大4.80 GHz。電力を節約するだけでなく、プロセッサーの温度が大幅に低下するため、より低温で動作します。
105Wメインストリーム16コアプロセッサであるAMD Ryzen 3950Xでさえ、ECOモード設定で素晴らしい結果を示しています。HotHardwareは、ECOモードでチップを実行し、3950Xで構成されたストックのパフォーマンスレベルの85〜90％に達しつつ、総消費電力を50W削減しました。
3年前にAMDがIntel CPUの効率を上回る日が来ると言っていたなら、「冗談はよせ、そんな事があるわけないやろ」と言っていましたが、現時点では、「ほんまや!!」ということになっています。そう、2019年の今、AMDはIntelを完全にノックアウトしました、コアカウント部門だけでなく効率部門でも純粋に優位性を示しています。AMDの飛躍はまだ始まったばかりで、AMDがZen 3について進めている 2020年は、IntelのデスクトップおよびモビリティCPUの取り組みにとってさらに厄介になります。両社の競争に目が離せません。
