AMDの「Zen 2」は、2017年に登場した初代「Zen」以来の最初のアーキテクチャの大規模改良の世代となります。製造プロセスが最先端の7nmプロセスになり、性能と電源効率の改善されます。
直近の噂では、現行の「Zen」に比べて10~15%のIPC向上見込まれるほか、より多くのコアがAM4, TR, SP3それぞれのプラットフォームに用意されるといいます。
7nmプロセスへの移行で、より高周波数を達成され、Ryzen 3000 seriesとなる「Zen 2」は、シングルスレッド性能も向上する。
そして、「Zen 2」世代ではAM4プラットフォームに最大16コア製品が用意される事です。。「Zen」世代では4コアが1つのCCXを形成していたのに対して、「Zen 2」世代では8コアで1つのCCXを形成する。
「Zen 2」世代でCCXの構成が変わるという話は前々から出ている噂で、初期の頃は6コアで1つのCCXを形成とされていたが、最近では8コアで1つのCCXという噂あるのです。第1世代「Zen」製品のすべての基本となるダイ=「Zeppelin」は、4コア1つのCCXが2基搭載された8コアのダイであります。
「Zen 2」世代でも「Zen」の構成が踏襲され、基本となるダイが2基のCCXを封入するものであれば16コアのダイが基本となる。特にEPYCについては「Zen 2」世代で16コア×4ダイの64コアになるという予想が根強いです。
このように「Zen 2」のダイの構成とコア数は熱く語られる話題ではあるりますが、今のところ憶測の域を出るものはない。
一方、今回新たに言及されたのは「Zen 2」のIPCの話で、10~15%の向上という話が出てきています。この数字自体は比較的穏当な印象であるが、これもまだ噂段階としてとらえておいた方が良いのでしょう。そのうち噂が真実になっていくのでしょうが。
「Zen 2」でCCXが8コアになると話の流れで、「Zen 2」世代のAPUが8コア CPU+GPUになるのではという予想も立ちますが、「Summit Ridge」と「Raven Ridge」を見る限りでは、CPUとAPUでCCXの構成が若干変更されています。(「Summit Ridge」は4コア+L3=8MB、「Raven Ridge」は4コア+L3=4MB)、「Zen 2」世代でもCPUとAPUでコア数を含め、CCXの構成が異なる可能性はありそうです。