(Source:Vortez.net)
AMDのRyzen 3000 seriesとX570チップセット搭載マザーボードが7月7日に解禁されます。Ryzen 3000 seriesの特徴の1つとしてPCI-Express 4.0への対応があります。では、X470及びB450マザーボードRyzen 3000 seriesの組み合わせでPCI-Express 4.0を使用することができるではと考えてしまいます。これに対して以下のような記載がありました。
現時点では、一部のX470/B450マザーボードにおいてPCI-Express 4.0の設定オプションを見つけることができるかもしれません。しかし、Ryzen 3000 seriesの安定性及び性能を最大のものとするため、最終的な正式版BIOSが出た際には、このオプションは無効化されます。X570より前のマザーボードはPCI-Express 4.0への対応を念頭に設計されてなく、PCI-Express 4.0の信号を安定的に扱うことできず性能が発揮できないということです。また、Beta BIOSのまま使用することも可能なものの、性能と安定性は保証できないという。
CES 2019の時点でも、AMD関係者から既存マザーでのPCI-Express 4.0への対応の可否について「基本的には難しい」という回答が得られていました。既存マザーボードはまず難しいであろうが、新しく設計したX470マザーボードであれば一縷の望みはあのか?PCI-Express 4.0に対応できるだけの基板設計を行い、認証を通せば、X470チップセット搭載マザーでもRyzen 3000 seriesとの組み合わせでCPU側のPCI-Express 4.0を使用できるプラットフォームが理論上出来上がるようにかんがえられますが、問題は新しい基板設計と認証という面倒くさいステップを踏むメーカーがどこまでいるかという話なのです。X570の下位モデルB550の登場まで間が空くのならば酔狂なメーカーがこのような変態マザーを出してくるかもしれませんが、今のところそのような変態マザーの情報は全く聞かれていません。涼しくなる頃にはB550やA520が登場する事が濃厚という話はあるが果たしてどうなりますか