AMDは12nmの「Zen+」世代のAPU「Picasso」をMobile向けに投入し、続いてデスクトップ向けにRyzen 5 3400G、Ryzen 3 3200Gとして7月7日販売開始します。さらに、デスクトップ向けの低消費電力モデルとしてTDP35WのRyzen 5 3400GEとRyzen 3 3200GEが予定されています。仕様は、「Raven Ridge」世代のRyzen 5 2400GE、Ryzen 3 2200GEと同様で、同ナンバーモデルのCPUの周波数を若干引き下げることによりTDP35Wを実現したモデルです。CPU Support ListにはGPU周りのスペックは掲載されていないものの、「Raven Ridge」と同じであればRyzen 5 3400GEと3 3200GEも同ナンバーの「G」モデルと同じスペックを有すると思われます。
またASRockのCPU Support Listを見るとRyzen 5 3400GとRyzen 3 3200GのTDPが45-65Wと表記されており、両モデルがconfigurable TDPに対応することがわかります。デスクトップAPUでは「Kaveri」世代から導入されたconfigurable TDPであるが、Ryzen世代においてはconfigurable TDPを使用されるマザーは少ないようで、ASRock以外のマザーボードにおいてRyzen APUのconfigurable TDPの対応は確認できていません。