Microsoft 、次期 Windows 11 アップデートでメモリ速度測定基準を MHz から MT/s へ移行予定

2024.05.8

Microsoft は、Windows 11 タスクマネージャーのメモリ測定メトリックを従来の「MHz」からより新しく、より正確な「MT/s」に変更する予定です。

「MT/s」への移行は、メモリ速度測定をより正確にするためと、より多くのモジュールがこの測定基準を採用しているから

この変更は必ずしも大きなものではありませんが、MT/s 測定単位が新しくリリースされたメモリモジュール間で広く共有されるようになったため、言及する価値があります。

詳しく説明する前に、命名方式の違いを簡単に見てみましょう。MHz は 1 秒あたりの百万サイクルを表し、メモリの状態が 1 つから別の状態に変更されるまでの時間を示します。一方、MT/s は 1 秒あたりの百万データ転送を表し、状態の変更に重点を置くのではなく、DDR メモリの両方のクロックエッジで発生する操作を表します。Windows の専門家であるPhantomOcean3 は、Windows 11 ベータビルド 22635.3570 のタスクマネージャーの「パフォーマンス」セクションをナビゲートしているときに、この変更に気付きました。この変更が重要である理由は、測定単位の違いは言葉遣いだけに限定されず、MT/s は速度ではなくデータ転送を扱うためです。この値の増加は、RAM 速度が速いことを意味するわけではありません。転送されるデータ量が多いことを示しています。これが、現代のモジュールが MT/s 単位で表されている理由です。