(Source:techpowerup)
中国の半導体産業は、家庭用の自家製製品、特に自家製製品の使用が最も望ましい政府施設に重点を置き、産業のあらゆる分野での独立を図っています。China Securities Journalのレポートによると、中国企業はDRAMメモリの生産を開始しました。2016年に国内のシリコン生産を後押しするために設立されたChangXin Memory Technologyという会社は、月曜日にMicron、SK Hynix、Samsungなどの企業からの外国メモリの現在の供給を直接置き換えることを目指してDRAMメモリの生産を開始しています。ChangXinが「10ナノメートルクラス」ノードと呼ぶ18 nmテクノロジーを使用、このDRAMチップは、置き換えようとする競合他社にそれほど遅れをとっているものではありません。というものMicron、Samsung、およびSK HynixのDRAMチップの製造に12、14、および16 nmのノードを使用しています。この事から他のテクノロジーに比べ優れているものになります。同社は毎月約120.000枚のウェーハを生産できるようで、今年の終わりまでに最初のチップを提供するようです。
メモリを生産している大手企業としてはMicron、Samsung、SK Hynixがありますが、中国国内の電子機器に関しては、ChangXin Memory Technologyが供給するでしょう。そうなれば、現在ファーウェイ・シャオミと言った中国企業にメモリを供給している企業は置き換えられる事になりそうです。また、現在世界的にメモリ需要が減少し、メモリ価格が下がっています。そんなところに、来年からは需要が回復する言われているものの、中国企業がメモリの生産を開始することで、メモリの生産企業に競争=価格競争が起きます。中国のメモリ内製化は国策ですので、価格などは関係ありません。さらには為替誘導もありますので、いくら安くしても取引は戻ってこない事になります。
品質が伴えは、メモリを生産してた企業にとっては今後かなり厳しい状態になるのではないかと思います。現在米中貿易戦争の真っ最中で、この中国産メモリが近日中に日本に入ってくるかどうかわかりませんが、恐らくマザーボードの動作確認済み(AVL/QVL)リストには載ってくると思います。ChangXin Memory Technologyの名前はDIYユーザーは押さえておきたいところです。メモリだけに安かろう悪かろうは「悪」でしかありません。注意しておくべき点になります。