(Source:techPowerUp!)
PCI-SIGは6月19日、64GT/sの転送速度を実現するPCI-Express 6.0 technologyを発表しました。PCI-Express 6.0はPCI-Express 5.0の2倍の転送速度を実現し、後方互換性を有し、さらに電力効率・コスト効率を向上させたものです。PCI-Express 6.0の規格策定は2021年を予定しています。
以下がPCI-Express 6.0の概要です。
・前世代の2倍となる64GT/sの転送速度。x16の場合、256GB/sの帯域を実現。
・PAM-4 (Pulse Amplitued Modulation with 4 levels) encodingを採用。現在業界で用いられている56G PAM-4 を改良したもの
・Low-latance Forward Error Correction (FEC) 他帯域効率を高めるための複数の機構を追加
・PCI-Express 5.0までの全ての世代のPCI-Express technologyとの後方互換性を保つ
Computex 2019でPCI-Express 4.0に対応するプラットフォームが登場し、間を置くことなくPCI-Express 5.0の規格策定完了の発表、そして今回のPCI-Express 6.0の発表である。PCI-Express 3.0の時代が長かった事もあり、ずいぶんと慌ただしく動き始めた印象があります。この動きからすると関連するデバイスの高速化、加速度的進化がうかがえるようにも感じます。