2019年3月に投資家向けプレゼンテーションで発表されたスライドショーです。しかし、2019年5月の決算発表で公開されたロードマップでは以下のような変化がありました。
THREADRIPPERが2019年のロードマップから姿を消しました。何故姿を消したのか、詳細は語られていません。単純に考えれば延期となったためと考えるべきです。
(Source:techPowerUp!)
3月のスライドも5月のスライドもよく似た構図のスライドです。表題は「2019 AMD Client Linup – Non-stop Product Momentum」とされています。techPowerUp!には3月のスライドと5月のスライドが並べられているが、3月のスライドで一番右側にあった第3世代Ryzen Threadripperが5月のスライドでは姿を消しています。
理由として、TSMC 7nmプロセスのキャパシティが要因ではないかと推測しています。TSMC 7nmプロセスはAMDだけでなくQualcomm等の他の大手半導体メーカーも使用しており、EPYCやRyzen (AM4) だけでも手一杯であるということのようです。
以下にもありそうな理由だが、3月のスライドにおいてもThreadripperのみ時期が示されておらず、まだ未定要素が多いため5月のスライドでは記載しなかったというのが正しい見方かもしれません。