(Source:Hardware.info)
先日、Intelより第9世代のCore i H seriesが2019年第2四半期中に投入されることが明らかにされました。現時点ではIntel公式から第9世代Core i H seriesの詳細なスペックは明らかにされていないものの、現在に至るまで断片的ながらそのスペックが明らかになりつつあります。そして今回、より詳細なスペックがHardware.infoに掲載されていました。
Processor | C/T | L3 | クロック | Turbo (1 core) | Turbo (alle cores) | TDP |
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Core i9-9980HK | 8/16 | 16MB | 2,4GHz | 5,0GHz | 4,2GHz | 45W |
Core i9-9980H | 8/16 | 16MB | 2,3GHz | 4,8GHz | 4,1GHz | 45W |
Core i7-9850H | 6/12 | 12MB | 2,6GHz | 4,6GHz | 4,1GHz | 45W |
Core i7-9750H | 6/12 | 12MB | 2,6GHz | 4,5GHz | 4,0GHz | 45W |
Core i5-9400H | 4/8 | 8MB | 2,5GHz | 4,3GHz | 4,1GHz | 45W |
Core i5-9300H | 4/8 | 8MB | 2,4GHz | 4,1GHz | 4,0GHz | 45W |
Core i 9000 series (2019年3月25日)
これまでは型番、Turbo時の最大周波数、L3 cache容量のみが明らかにされていた。コア数は直接的には明らかにされていなかったがCore i9については8コア、Core i5については4コアと予想されていた。
今回新たに明らかにされたのはコア・スレッド数と定格周波数である。
まずコア・スレッド数であるが、Core i9=8コア/16スレッド、Core i7=6コア/12スレッド、Core i5=4コア/8スレッドという非常にわかりやすいラインナップとなっている。いずれもHyperThreading technologyは有効で、L3 cache容量はコア数×2MBとなっている。定格周波数はいずれも2.00GHz台中盤の数字に収まっている。L3 cache容量とBoost時の周波数は既報通り。H seriesはハイエンドMobile向けであり、自作PCと直接関係のある製品群ではないが、デスクトップ向けにはTDP35Wの末尾“T”のモデルがあり、TDP45WのH seriesのスペックからある程度周波数の予想を立てられるかもしれない。このラインナップを見る限りでは8コア/16スレッドでTDP35WのCore i9 9900Tが仮に出たとすると、2.10GHz/Boost 4.30~4.60GHz位になるであろうか。今のところ、デスクトップ向けの9000番台はほとんど“K series”のみの状態であるが、H seriesの登場に合わせ、デスクトップ向けにも65Wや35Wのラインナップが追加されることを期待したいものである。