(Source:HotHardware)
AMDが「Navi」にVriable Rate Shadingと呼ばれる技術を導入する可能性があることが、最近明らかにされたPatent applicationにより示唆されている。当該となるPatent applicationそのものには「Navi」を特定する記述はないのですが、そのパテントがまとめられ、そして発行されたその日付から可能性は確実にあると思われまず。
Patentがまとめられたのは2017年8月で、発行されたのは2019年2月28日です。AMDは「Navi」を2017年より開発を始めている。そして同時期に7nm FinFET製造プロセスがテープアウトしています。Variable Rate Shadingは知覚しうる描画の忠実性に影響を与えることなく、GPUやその他のリソースの負荷を減らし、追加の性能を得るものです。
Variable Rate Shadingという技術自体は「Navi」特有のものではなく、NVIDIAの「Turing」にも実装されているものであるようです。そしてVariable Rate Shadingは「最も知覚しうる領域の描画」に影響を与えることなく、GPUやその他のリソースの負荷を減らし性能を得るとあることから、描画の最適化に関する技術となるようです。
VR head setは最も恩恵を受ける場面であると説明されている。VR head setにおいては人の視線は中心部に最も焦点が当てられる。NVIDIAの説明ではVariable Rate Shadingは画面の異なる領域ごとに、それぞれ異なったProcessing powerを割り振ることができるようにするものだとある。VR head setを例にとるならば中心部が最も精細な描画を求められ、逆に視野の外れはそれほど重視されない。ゆえに中心部によりProcessing powerを割り振ることで、描画の最適化を行う。HotHardwareでも指摘されているとおり、Patentには直接的に「Navi」だという記載はなかったようであるものの、状況からこの技術が「Navi」に導入される可能性高いとみられる。