Intelは1月30日、Xeon W 3175Xを解禁しました。Xeon W 3175Xは28コア/56スレッドの倍率ロック解除仕様のワークステーション向けProcessorです。そして高いマルチスレッド性能及び演算性能を誇り、Professional向けのコンテンツ制作や設計向けに適した製品となります。
スペック
◇Xeon W 3175X
28コア/56スレッド, 3.10GHz/Boost 4.30GHz, L3=38.5MB, TDP225W
メモリは6ch DDR4-2666に対応、PCI-Express 3.0レーン数はプラットフォーム合計で68本。価格は$2999で、同じ28コア/56スレッドのXeon Platinumと比較すると破格である。
また主な特徴として以下が挙げられている。
Intel Mesh Architecture(「Skylake-X/-SP」同様)
Intel Extrem Tuning Utility:アンロック仕様のCPUのためのオーバークロッカー向けユーティリティ
Intel Extreeme Memory Profile
Intel Advanced Vector Extensions 512 (Intel AVX 512)
TurboBoost technology 2.0:1コア時最大4.30GHzまで上昇
PCI-Express 3.0レーン数はプラットフォーム全体で68本(うちCPUからのレーンは48本)
6ch DDR4-2666対応。ECCサポート。最大512GB。
対応チップセットはIntel C621
レビューもいくつかのメディアに掲載されているが、28コア/56スレッドという圧倒的なMultiスレッド性能は持て余すことも多く、特にゲームではその力を生かし切れない印象を受ける。一方、生かすことができれば間違いなく最高の性能を見せてくれる。その分消費電力もなかなかのものである。扱いとしてはRyzenThreadripper 2990WXに似た立ち位置で、最大限の性能を生かすには大分用途を選びそうで、冷却や電源周りも最大限に気を遣う必要がありそうです。