Intelが、5月30日、公式Blogで「Optane DC」 不揮発メモリを公表しました。
「Optane DC」不揮発メモリはストレージ・メモリ階層に新たな層を作り出すものとの事。容量は128GB, 256GB, 512GBです。Intelは通常パッケージあたり最大4ダイのスタックを用いており、3D Xpointのダイの容量は16GB。DIMMあたり10パッケージが搭載される、生の容量は640GBとなる。そして60 DWPD ratingと組み合わせることにより、緩衝性を持たせた設計のようです。
IntelのWebサイトにはメモリ・ストレージ階層を表したピラミッド型の図が掲載され、一番上にDRAM、その下にSSD、最下層にHDDが明記されています。Optane SSDはSSDの上の層に位置し、今回明らかにされたOptane DC 不揮発メモリはDRAMとOptane SSDの間の層に位置づけられています。Optane SSDとOptane DC不揮発メモリは、隣接しており、両者はOptane SSDはストレージ、Optane DC 不揮発メモリはmemoryと区別されている、Optane DC 不揮発メモリは「メモリの容量を増量させる」、一方Optane SSDは「SSDの性能を引き上げる」と明記されています。同じOptane製品でも従来のSSDに近い位置になるのがOptane SSDです。メモリに近い位置になるのがOptane DC 不揮発メモリのようです。
次のXeon SP~「Cascade Lake-SP」では、このOptane DC 不揮発メモリに対応することが予想されます。スケジュールは現在はサンプリングの段階で、今年後半に特定の顧客に向けての出荷が行われ、この後、市場投入されるのは2019年との事です。