これが問題の核心である。ASMLの高NA EUVリソグラフィーマシン1台あたりの価格は約3億8500万ドルである。このマシンの法外なコストが、TSMCがこの技術に全面的に投資することに消極的である事が、重要な要因である可能性が高い。
しかし、そうすることで、TSMC は、当時潤沢だった資金を新たに導入した EUV リソグラフィーへの支出を控えることで、最終利益を最大化することを決定したIntelの過ちを繰り返すリスクを負うことになる。当時、TSMC は EUV リソグラフィーに全力を注いでおり、その結果、今日に至るまでその賢明な策略の成果を享受し続けている。
もちろん、今回、Intelのパット・ゲルシンガーは、EUVリソグラフィープロセス全体の反復的なアップデートではかなわない比類のない解像度を約束する、高NA EUVリソグラフィーという新興分野で圧倒的なリードを獲得することに、自社の存続を賭けている。アメリカの納税者が関連コストのかなりの部分を負担するという事実は、特にバイデン政権のCHIPS法案の資金が、かつての半導体製造大手のこれらのコストを社会化するのに役立っていることから、Intelの危険な賭けに考慮されていたに違いないようです。
(Source:wccftech)
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