(Source:Tom’s Hardware)
PhisonはPS5016-E16をPCI-Express 4.0に対応する最初のSSDコントローラとして投入しました。しかし、同社は新たなPCI-Express 4.0対応SSDコントローラを予定してます。Sequentialは7GB/s、Randomは1MIOPSを目指すものです。Phisonの新たなPCI-Express 4.0コントローラはPS5018-E18で、来年初頭にサンプリングが行われます。現行のPS5016-E16は古い設計にPCI-Express 4.0 x4対応を加えたものであったが、PS5018-E18は全体に設計が一新され、より高い性能を実現できます。そして強力な機能とともに、E16のFully-dyamic SLC cacheも引き継ぎます。高負荷時の性能を底上げするとともに、同社の第4世代となるLPDCエラー訂正機能を搭載します。旧来のPhisonのコントローラは1ないしは2コアのARM Cortex R5が用いられていました。しかし高速化が求められるPS5018-E18では3コアになるとともに、同社のCoXprocessorが搭載されます。そして、製造プロセスは微細化された12nmプロセスとなります。現在のPCI-Express 4.0対応SSDはほぼPhision PS5016-E16ですが、その後継として位置づけられるであろう製品がPS5018-E18です。性能と機能の強化が図られ、Sequentialは最大7GB/s、Randomは最大1MIOPSを達成するようです。製造プロセスは12nmに移行し、性能・機能強化の一方で、発熱はPS5016-E16(28nmらしい)よりも抑えられた製品になるようです。
もう1つPhisonはPS5019-E19Tを予定しています。こちらは電力効率の向上とコストの低減に主眼を置いた製品で、第4四半期にサンプリングが行われ、PS5019-E19TはDRAMインターフェースを持ちません。またNANDチャネル数も4chにとどまり、最大容量は2TBとのこと。ProcessorもCortex-R5 1コアです。(E16はCortex-R5 2コア)。速度はSequential Read/Writeが3.8GB/s、RnadomがRead 440KIOPS / Write 500KIOPSですが、DRAMレスかつ4ch構成でこの数字は高く評価それています。