AMDは、11月6日の「Next Horizon」で7nmプロセスのEPYC CPUとなるRomeと7nmプロセスのVega 20を使用した製品について言及がありました。この中の、Radeon Instinct MI60、MI50が明らかにされました。Radeon Instinct MI60、MI50は程なくしてAMDのWebサイトにその仕様掲載されました。
以下がその仕様です。
Radeon Instinct | |||
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MI60 | MI50 | ||
GPUコア 製造プロセス | Vega 20 / TSMC 7nm FinFET | ||
Compute unit | 64 | 60 | |
StreamProcessor | 4096 | 3840 | |
コア 周波数 | Max | 1800MHz | 1746MHz |
演算性能 | FP16 | 29.5TFlops | 26.8TFlops |
FP32 | 14.7TFlops | 13.4TFlops | |
FP64 | 7.4TFlops | 6.7TFlops | |
INT8 | 58.9TFOPS | 53.6TOPS | |
搭載メモリ | HBM 2 32GB | HBM 2 16GB | |
メモリ周波数 | 1GHz | ||
メモリインターフェース | 4096-bit | ||
TDP | 300W 8-pin + 6-pin | 300W 8-pin + 6-pin |
どちらも267mm、フルハイト、2スロット仕様のカードとして用意されるようです。冷却仕様は、Passiveタイプとなります。対応インターフェースは発表通りPCI-Express 4.0 x16、また100GB/sのInfinity Fabric Linkを2系統備えています。
Software API Supportの項目を見るとOpenGL 4.6, OpenCL 2.0, Vulkan 1.0 Radeon Open eCosystem (ROCm) が挙げられている。今のところ、Radeon Instinct MI60はLinuxのみのサポートになります。またDisplayPortやHDMI等のディスプレイ出力を持たないものになります。ただ、いずれWindowsやMacOS向けに「Vega 20」を用いたRadeon Proが登場すると噂されています。