Intel モバイル向けCPUである、U seriesには、「KabyLake Refresh-U」で、4コア/8スレッド製品が登場していますね。
「IceLake」世代では、Y seriesに、4コア/8スレッド製品が登場するという噂です。第1世代の10nmプロセス製品となる「Cannon Lake」は遅れに遅れを重ね、その世代の規模も縮小。Intelは、昨年に第2世代の10nmプロセス―10nm+を明らかにしていて、10nm+ではトランジスタの性能を「Coffee Lake」で用いられている14nm++のレベルまで引き上げる一方で消費電力を大幅に削減し、10nm+プロセスで製造するのが「Ice Lake」になります。「Ice Lake」世代では、U seriesに加え、Y seriesにも4コアが登場します。「Ice Lake-U」はTDP15Wと現行世代と同じですが、
2.40GHzとより高い周波数を実現します。(TurboBoost時の最高周波数は不明)「Ice Lake-Y」は、FIVR (Fully Integrated Vltage Regulator) 統合によって、TDPが現行の4.5Wから5.2Wに引き上げられます。FIVRはCPUのTDPは、上昇するが、プラットフォーム全体ではコスト削減と電力効率が改善される。「Ice Lake-Y」はDDR4-3200に対応、一部では「LPDDR4」で、3773MHzまで対応できるみたいです。14nm+世代が「KabyLake-U/-Y」第7世代Core i seriesに相当し、2コア/4スレッド(2コア+GT2, 2コア+GT3e)までと、「KabyLake Refresh-U」第8世代Core i seriesでCore i7/i5は4コア/8スレッド(4コア+GT2)です。続く、14nm++世代のモバイル向けCPUの1つが「Coffee Lake-U」で、iGPUが強化された4コア+GT3eの構成。さらにもう1つの14nm++世代のモバイル向けCPUは、「Whiskey Lake-U」があるみたい。こちらは4コア+GT2と「KabyLake Refresh-U」と同等になります。14nm+/14nm++世代はiGPU強化モデルを「Coffee Lake-U」が、メインストリームは「KabyLake Refresh-U→Whiskey Lake-U」が担うようです。最初の10nmプロセスCPUとなる「Cannon Lake」は大幅に規模が縮小。2コア+GT2か、2コア/iGPUなしのモデルのみ。モバイル向けもCore i5 U series以上は4コア/8スレッドであり、「Cannon Lake」が充当されるのは
「Y series」と「U series」の下位モデルのみのようです。第2世代となる10nm+で製造される「Ice Lake」は本格的に展開され、「U series」に続き、「Y series」にも4コアになるようです。デスクトップ向けについては、メインストリームラインナップの「Ice Lake-S」世代で8コアになるという噂は変更ないようで、さらなるコア数増量とクロックアップが期待できます。