8月21日の国内販売を前に、Radeon RX Vega 64およびRX Vega 56のレビューが記事が公開されてます。
AMD久々のハイエンドGPU「Radeon RX Vega」シリーズをテスト(Impress PC Watch)
Radeon RX Vega 64(4Gamer.net)
以前のPolarisはミドルレンジ以下でしたが、Radeon RX Vega 64, RX Vega 56は、ハイエンド向けGPU製品となります。Vega 10の製造プロセスは、PolarisやRyzen CPUと同じGlobalFoundriesの14nmLPPプロセス、ダイサイズは486mm2です。これは、Hawaii(438mm2)よりも48mm2大きくなりFiji(596mm2)より110mm2小さいものです。Compute Unit / StreamProcessorの数だけ見るとVega 10はFijiと同じ64 CU / 4096 spであり、28nm→14nmプロセスへ移行で若干のダイサイズの縮小、それ以上に機能拡張されトランジスタ数は125億、Fijiの89億より約30%ほど増加。Hawaii=62億 Polaris 10=67億。Vega系のGPUコアはVega 10のみですが、今後その下位GPUコアとしてVega 11が用意されるようです。Vega 10は、今後のAMDのProfessional向けGPUコアですが、今回発表されたRadeon RX Vega 64、RX Vega 56はハイエンドコンシューマ向けという位置づけで、レビューの内容もゲームタイトルのベンチマークが主でした。Radeon RX Vega 64がGeForce GTX 1080に対抗、RX Vega 56がGeForce GTX 1070対抗で少し上回ると評価が出ております。Radeon RX Vegaは高解像度・高負荷環境で優位です。特徴は、Radeon RX Vegaには3種類のPerformance Watt Profileが用意され、電力を抑える「Power Saver」性能を最大限引き出す「Turbo」電力と性能のバランスをとった「Balcned」が選択可能。また、Radeon R9 Fury Xは簡易水冷仕様のみの販売でしたが、Radeon RX Vega 64では水冷・空冷両方がラインナップされ、選択肢が増えてます。
Radeon RX Vega シリーズの主な仕様
モデルナンバー | Radeon RX Vega 64 (水冷版) | Radeon RX Vega 64 | Radeon RX Vega 56 |
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アーキテクチャ | Vega 10 | ||
製造プロセス | 14nm | ||
Next Gen Compute Units | 64基 | 56基 | |
ストリームプロセッサ | 4,096 基 | 3,584 基 | |
テクスチャユニット | 256 基 | 224 基 | |
ROPユニット | 64 基 | 64 基 | |
ベースクロック | 1,406MHz | 1,274MHz | 1,156MHz |
ブーストクロック | 1,677MHz | 1,546MHz | 1,471MHz |
メモリ容量 | 8GB HBM2 | 8GB HBM2 | |
メモリスピード | 1.89Gtps | 1.60Gtps | |
メモリインターフェイス | 2,048 bit | 2,048 bit | |
メモリ帯域 | 483.8GB/sec | 409.6GB/sec | |
Board Power | 345 W | 295 W | 210 W |