(Source:techPowerUp!)
NVIDIAはさらに2種類のメインストリーム~ローエンド向けのグラフィックカードの投入の準備を進めていると業界筋の情報が明らかにした。
この情報によると、NVIDIAはGeForce GTX 1660を3月15日に、GeForce GTX 1650を4月30日に販売開始予定のようです。価格はGTX 1660が$229、GTX 1650が$179のようです。
先日、RT CoreとTensor Coreを持たない「Turing」世代のグラフィックカードとしてGeForce GTX 1660 Tiがリリースされた。今回言及されているGeForce GTX 1660とGTX 1650はGTX 1660 Tiの下位モデルとなり、同様にRT CoreとTensor Coreを持たない“Turing”世代のグラフィックカードとなる。
GeForce GTX 1660はある程度の情報が出てきており、使用されるGPUコアはGTX 1660 Tiと同じ“TU116”、CUDA core数はGTX 1660 Tiよりも256基(SM 4基分)少ない1280、メモリインタフェースは192-bitとされる。搭載するメモリはGDDR5 6GBないしは3GBになるという見方が主流です。
GeForce GTX 1650についてはまだ情報が少なく、GPUコアはさらに小型の“TU117”で、メモリインターフェースが128-bit、搭載するメモリはGDDR5と予想されているが、CUDA coreの数は不明です。
先日のGeForce GTX 1660 Tiは従来のGeForce GTX 1060よりもやや上の価格帯に位置しており、むしろGeForce GTX 1660の方が価格面においてGTX 1060の後継となりそうです。そしてGeForce GTX 1650がGTX 1050 Ti付近の後継になるように感じます。(後からGeForce GTX 1650 Tiが「TU117」で出てきて、GTX 1650が値下がりするという展開も考えられます)。
「TU117」の登場により「Turing」世代のGPUコアも上から順に「TU102」、「TU104」、「TU106」、「TU116」、「TU117」の5種類がラインナップされたことになりました。こうしてみると「Turing」世代のコア数が多いように思えますが、先代の「Pascal」は上からGP100、GP102、GP104、GP106、GP107、GP108の6種類、先々代の「Maxwell」はGM200、GM204、GM206、GM107、GM108の5種類なので、突出して「Turing」世代のコアが多いわけではありません。