Intel CPUの供給が正常化しつつあることと、それに伴ってiGPUを無効としたCPU(=GT0)を大量供給することが記されていました。そしてGT0のCPUの具体的なモデル名としてCore i9-9900KF、i7-9700KF、i5-9600KF、i3-9350KF、i5-9400F、i3-8100Fの6モデルが挙げられていました。
Intelの最新世代のCPUはデスクトップの主流であるS seriesが最大8コア、ノートPCの主流となるU seriesが最大4コアです。U seriesにも用いられる4コアのダイはiGPUが必須ですが、それ以上の6コアや8コアは45WのH seriesで、4コア以下と比較するとNVIDIAなどのVGAを搭載している事が多く、iGPUを搭載する必要性は低いのです。
今回の「F」は単純にiGPUは無効化されているだけで、ダイ事態にはiGPUが搭載されているものと推測されます。この次の「Comet Lake-S」で10コアになるなど今後さらにデスクトップ向けCPUのコア数が増えると予想されます。となるとデスクトップ用Core i9やi7に用いられる8コア以上のモデルはiGPUなしのダイを用いて、Core i5以下のデスクトップやノートPC向けU seriesに用いられる6コアや4コアのモデルはiGPUを搭載したダイと使い分けする事が想像されます。これは、すでにAMDが戦略的に行っている事と同様になります。