新たな高速interconnectとしてxGMIを実装へ「Vega 20」
未発表の「Turing」アーキテクチャのコアであるTU106が追加されることが明らかになりました。これまでのラインナップは、TU102はQuadro RTX 8000/6000やGeForce RTX 2080 Tiに、TU104はQuadro RTX 5000とGeForce RTX 2080、及びRTX 2070に採用されています。これまでのNVIDIAのGPUコアの命名規則を踏まえるとTU106はTU104よりも小さなダイで、GeForce RTX 2060に採用されるようです。
現時点では、TU106というコアが存在することのみです。これまで発表されたコアと製品の関係についても、TU102=GeForce RTX 2080 Ti, Quadro RTX 8000/6000、TU104=GeForce RTX 2080, Quadro RTX 5000までは、間違いないと考えられる。GeForce RTX 2070がTU104のカットダウン仕様なのか、TU106が採用されるのか明確ではありません。これまでは、「x70」のGeForceは、「xx4」のコアのカットダウン仕様で、「x60」のGeForceは、「xx6」のコアが採用されてきています。GeForce RTX 2070=TU104・GeForce RTX 2060=TU106という見方は、疑うものではありませんが、GeForce RTX 2070に使用されているコアはどれを採用するのか見当はつくものの真偽のほどは情報を待つしかありません。
「Tring」系列のコアのダイサイズは、TU102が754mm2、TU104が550mm2前後である。CUDA coreの数はTU102が4608、TU104が3072。 3DCenter.orgではTU106をTU104のほぼ半分の規模のダイと予想しています。ダイサイズ320~340mm2、CUDA core数1536、メモリインターフェース192-bitとみられています。またRT CoreやTensor Coreも上位同様TU106でも搭載されるとみられ、その数もTU104の半分であるTensor core 192、RT performance 4GRay/secのようです。GeForce RTX 2060=TU106で、TU106でもTensocre CoreとRT Coreを搭載するとなると、NVIDIAはTensore CoreとRT Coreを上位製品のみに限定しないで、メインストリーム製品にも投入することになります。