AMD Ryzen 7 5800H 8コアZen3’Cezanne-H ‘CPUベンチマークがリークし最大35%のシングルスレッドパフォーマンスの向上

(Source:wccftech)

Zen3コアアーキテクチャに基づくAMDのRyzen7 5800H CPUの最初の適切なベンチマークが、Geekbench内にリークされました。ベンチマークはTUM_APISAKによって発見され、その前身であるRyzen 7 4800Hや、ハイエンドのゲーミングノートブックに搭載されているIntelの既存のComet Lake- H CPUと比較できます。

AMD Ryzen 7 5800H 8コアZen3’Cezanne-H ‘CPUベンチマークがリークし最大35%のシングルスレッドパフォーマンスの向上

AMD Ryzen 7 5800Hは、しばらく前にGeekbench内で発見されましたが、初期の段階であったため、当時はパフォーマンスについて詳しく説明しませんでした。このチップは、来年発売され、世界中の小売業者によってリストされているさまざまなノートブック内で発見されています。AMD Ryzen 7 5800HはZen3コアアーキテクチャに基づいているため、Zen2コアアーキテクチャを利用したRenoir-H Ryzen 4000H CPUの直接の代替品です。Cezanne-Hラインナップの一部で、2021年前半に発売されるIntelのハイエンドプロセッサのTigerLake -Hファミリーと直接競合します。

仕様に合わせて、AMD Ryzen 7 5800Hは8コアと16スレッドを備え、チップは、3.20GHzのベースクロックと4.45GHzのブーストクロックで動作していました。すべてのコアは、特定のTDP内で平均して約4.40GHzでした。CPUは、16MBのL3キャッシュと4MBのL2キャッシュを備えています。L3キャッシュは、Ryzen4000UおよびRyzen4000Hの「Zen2」CPUを大幅にアップグレードしたもので、コア間の遅延速度と帯域幅を向上させます。CPUには、7nmプロセスノードに基づくAMDの拡張Vegaグラフィックコアも付属します。

AMD Ryzen 5000 APU Lineup (Preliminary Specs)

APU NameAPU FamilyArchitectureProcessCores / ThreadsBase ClockBoost ClockL3 CacheGraphicsGPU ClockTDP
AMD Ryzen 7 5800HCezanne HZen 37nm8/163.20 GHzTBD16 MB8 CUs (512 SP)~2000 MHz35-45W
AMD Ryzen 7 5800UCezanne UZen 37nm8/162.00 GHz4.40 GHz16 MB8 CUs (512 SP)2000 MHz10-25W
AMD Ryzen 7 5700ULucienne UZen 27nm8/161.80 GHz4.30 GHz8 MB8 CUs (512 SP)1900 MHz10-25W
AMD Ryzen 5 5600UCezanne UZen 37nm6/122.30 GHz4.20 GHz12 MB7 CUs (448 SP)1800 MHz10-25W
AMD Ryzen 5 5500ULucienne UZen 27nm6/122.10 GHz4.00 GHz8 MB7 CUs (448 SP)1800 MHz10-25W
AMD Ryzen 3 5400UCezanne UZen 37nm4/82.60 GHz4.00 GHz8 MB6 CUs (384 SP)1600 MHz10-25W
AMD Ryzen AMD Ryzen 3 5300ULucienne UZen 27nm4/82.60 GHz3.85 GHz4 MB6 CU (384 SP)1500 MHz10-25W

AMDのRyzen7 5800H CPUは、デュアルチャネルモードで動作する16GBのDDR4-3200MHzメモリで構成された次期ACER NitroAN515-45ノートブックに搭載されました。パフォーマンスに関しては、CPUはシングルコアで1475ポイント、マルチコアテストで7630ポイントを獲得しました。比較すると、AMD Ryzen 7 4800Hは、シングルコアテストで1090ポイント、マルチコアテストで6608ポイントを獲得しています。これにより、Zen3アーキテクチャを搭載したRyzen7 5800Hは、Zen 2ベースのRenoirの前身と比較して、シングルコアテストで35%、マルチコアテストで15%の向上が確認できました。

AMD Ryzen 7 5800H 'Zen 3' Geekbench Performance Benchmark Leak

CPU NameSingle-CoreMulti-CorePerformance Difference Vs (1T)Performance Difference Vs (MT)
AMD Ryzen 7 5800H1475763011
AMD Ryzen 7 4800H109066081.351.15
AMD Ryzen 7 4800HS108167551.361.13
Intel Core i7-10875H120970101.221.09
Intel Core i7-10750H114755351.291.38
Intel Core i9-9980HK111365041.331.17
Intel Core i9-8950H106847861.381.59

特に注目すべきは、最大4.45GHzにブーストするAMD Ryzen 7 5800Hモビリティチップが、シングルコアパフォーマンステストでもIntel Core i9-10900Kを打ち負かすことができることです。Core i9-10900Kは平均約1400ポイントでしたので、Ryzen 7 5800Hが5%リードしている事になります。

これは最初の大きなリードとは思えないかもしれませんが、一方が35WノートブックCPUであり、もう一方がピーク5.3GHzブーストで実行されているときに250Wの電力制限で動作する125Wデスクトップチップであるという事実を見ると、周波数の違いなど、AMDがIntelに対してIPCを大きくリードし、次世代のZenコアを継続することを示しています。TDP定格が45WのComet Lake-Hラインナップにも同じことが言えますが、実際のP​​L2定格ははるかに高くなっています。たとえば、Core i9-10980HKは最大65Wの構成可能なTDPを備えた45Wチップですが、そのブースト周波数で実行している間、最大135Wの電力を消費します。