(Source:wccftech)
Intelは、Core i5ラインナップについて、第10世代のComet Lake世代ではマルチスレッドをサポートするようです。裏付けとなる証拠は、デスクトップ第10世代 Core i5(Comet Lake)プロセッサが予備仕様とともにSisoftwareデータベースで見られました。
Core i5プロセッサとして明確に表記されてはいません。しかし、リストには6コア/12スレッドと明記されています。Core i7-8700KやCore i7-8086Kなど、最近発売された多くの6コアプロセッサがあり、同じくComet Lakeファミリーでも一部では、第10世代ノートブック製品ラインもあります。
このエントリでは、ECS H470-SF110プラットフォームでテストされておりデスクトップ用であることがわかります。テストしたCPUは6コア/12スレッドで、ベース周波数が2.00 GHzであることのみが記載されていて、初期の「ES」SKUで、3 MBのL2キャッシュと12 MBのL3キャッシュを搭載しています。以前にi3がマルチスレッドと情報もあり、本情報を含めて、Intelが第10世代のラインアップ全体でマルチスレッドサポートをする事になると予想されます。Core i3モデルは4コア/8スレッド、Core i5モデルは6コア/12スレッド、Core i7モデルは8コア/16スレッド、最後にCore i9モデルは10コア/20スレッドになるようです。Intelが14nm +++プロセスノードで持っているクロック速度を利点として、AMD RyzenプロセッサよりもわずかにIPCをリードするものです。
Processor Name | Process Node | Cores / Threads | Base Clock | Boost Clock (Single Core) | Graphics | Cache | TDP | Price |
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Intel Core i9-10900KF | 14nm+++ | 10/20 | 3.4 GHz | 5.2 GHz | N/A | 20 MB | 105W | $499 US |
Intel Core i9-10900F | 14nm+++ | 10/20 | 3.2 GHz | 5.1 GHz | N/A | 20 MB | 95W | $449 US |
Intel Core i9-10800F | 14nm+++ | 10/20 | 2.7 GHz | 5.0 GHz | N/A | 20 MB | 65W | $409 US |
Intel Core i7-10700K | 14nm+++ | 8/16 | 3.6 GHz | 5.1 GHz | UHD 730 | 16 MB | 95W | $339 US |
Intel Core i7-10700 | 14nm+++ | 8/16 | 3,1 GHz | 4.9 GHz | UHD 730 | 16 MB | 65W | $299 US |
Intel Core i5-10600K | 14nm+++ | 6/12 | 3.7 GHz | 4.9 GHz | UHD 730 | 12 MB | 95W | $269 US |
Intel Core i5-10600 | 14nm+++ | 6/12 | 3.2 GHz | 4.8 GHz | UHD 730 | 12 MB | 65W | $229 US |
Intel Core i5-10500 | 14nm+++ | 6/12 | 3.1 GHz | 4.6 GHz | UHD 730 | 12 MB | 65W | $199 US |
Intel Core i5-10400 | 14nm+++ | 6/12 | 3.0 GHz | 4.4 GHz | UHD 730 | 12 MB | 65W | $179 US |
Intel Core i3-10350K | 14nm+++ | 4/8 | 4.1 GHz | 4.8 GHz | UHD 730 | 9 MB | 91W | $179 US |
Intel Core i3-10320 | 14nm+++ | 4/8 | 4.0 GHz | 4.7 GHz | UHD 730 | 9 MB | 91W | $159 US |
Intel Core i3-10300 | 14nm+++ | 4/8 | 3.8 GHz | 4.5 GHz | UHD 730 | 9 MB | 62W | $149 US |
Intel Core i3-10100 | 14nm+++ | 4/8 | 3.7 GHz | 4.4 GHz | UHD 730 | 7 MB | 62W | $129 US |
Ryzen 3000に対する仕様競争と供給の問題は、間もなく解消されます。
今夏からAMDの第3世代Ryzen 5、Ryzen 7ラインアップは、Intelのメインストリーム製品を完全に破壊しましたが、価格が適正であれば、IntelのCore i5およびCore i7が再びメインストリームユーザーに人気のある製品になる可能性があります。Intel製品の価格が安価で提供でるとするならば、主力のCore i9 10コア/ 20スレッドCPUの小売価格が約500ドルになる可能性があります。根拠になりそうな情報です。Intelは既に10コア/20スレッドを誇るHEDTプロセッサーをCore i9-10900Xを約590ドルで販売します。プロセッサは、最大4.7 GHzのブーストクロック、13.75 MBのL3キャッシュ、および125W TDPです。Intelが以前の8コアHEDT CPU、Core i7-7820Xを480米ドルで小売した時のメインストリームCPUと比較すると約60ドルの差でした。第9世代HEDT Core i9-9900Xが約900(販売当時)→500(現在)ドルで販売されており、これらを考慮するとIntelはRyzen 9 3900Xに対して非常に競争力のある価格でCPUを提供できることになります。
Comet Lakeベースの第10世代デスクトップCPUの詳細を示すスライドが流出しています。Skylake以降にアップグレードされた14nm ++プロセスノードとアーキテクチャを備えた新しいCPUラインナップは、ユーザーにより良い周波数とより多くのコア数を提供することを目指しています。第8世代ではメインストリームプラットフォームで6コア、第9世代では8コア、第10世代では10コアと20スレッドを提供しました。このプラットフォームは、TDPが125W、65WメインストリームCPU、および35W低電力CPUをサポートします。ソケットは異なり、LGA 1200になり、既存との互換はありません。
Intel Sandy Bridge | Intel Ivy Bridge | Intel Haswell | Intel Broadwell | Intel Skylake | Intel Kaby Lake | Intel Coffee Lake | Intel Coffee Lake Refresh | Intel Comet Lake | Intel Rocket Lake | |
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Processor Architecture | Sandy Bridge | Ivy Bridge | Haswell | Broadwell | Skylake | Kaby Lake | Coffee Lake | Coffee Lake | Comet Lake | Rocket Lake |
Processor Process | 32nm | 22nm | 22nm | 14nm | 14nm | 14nm+ | 14nm++ | 14nm++ | 14nm++ | 14nm++ |
Processors Cores (Max) | 4/8 | 4/8 | 4/8 | 4/8 | 4/8 | 4/8 | 6/12 | 8/16 | 10/20 | 10/20 |
Platform Chipset | 6-Series | 7-Series | 8-Series | 9-Series | 100-Series | 200-Series | 300-Series | 300-Series | 400-Series | 400-Series? |
Platform Socket | LGA 1155 | LGA 1155 | LGA 1150 | LGA 1150 | LGA 1151 | LGA 1151 | LGA 1151 | LGA 1151 | LGA 1200 | TBD |
Memory Support | DDR3 | DDR3 | DDR3 | DDR3 | DDR4/DDR3L | DDR4/DDR3L | DDR4 | DDR4 | DDR4 | DDR4 |
TDPs | 35-95W | 35-77W | 35-84W | 65W | 35-91W | 35-91W | 35-95W | 35-95W(127 W) | 35-127W | TBD |
Platform | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA | Desktop LGA |
Launch | 2011 | 2012 | 2013-2014 | 2015 | 2015 | 2017 | 2017 | 2018 | 2020 | 2021 |
第10世代主要な機能
- 優れたマルチスレッドパフォーマンス
- 最大10個のプロセッサコアと20個のスレッド
- 強化されたコアとメモリのオーバークロック
- Intel Turbo Boost Technology 2.0
メディアおよびディスプレイ機能:
- Rec.2020およびHDRサポート
- HEVC 10ビットHWデコード/エンコード
- VP9 10ビットHWデコード
- プレミアムUHD / 4Kコンテンツのサポート
- 統合USB 3.1 Gen 2(10 Gb / s)
統合されたIntel Wireless-AXのサポート:
- ギガビットWi-Fi 802-11ax(160MHz)およびBluetooth 5
- 次世代Intel Optaneメモリのサポート
その他の機能:
- Thunderbolt 3テクノロジーのサポート
- クアッドコアオーディオDSPを搭載したIntel Smart Sound Technologyのサポート
- モダンスタンバイのサポート
プラットフォームに対する大きな変更の1つは、使用可能なPCIeレーンの数です。 Intelは、AMDのようにPCIe Gen 4への移行をしていませんが、AMDのRyzen 3000 / X570プラットフォームと比較して、より多くのPCIeレーンを提供することを計画しています。プラットフォームの詳細には、最大46個のI / Oレーンがあり、そのうち30個はチップセットからの提供になります。CPUには引き続き16個のPCIeレーンが搭載されますが、PCHのほうが多くなります。24個のPCIe 3.0レーンがあり、残りは異なるI / Oチャネルに電力を供給します。LGA 1200プラットフォームではIntelのOptaneメモリもサポートしています。プラットフォームのブロック図も提供されており、DDR4-2666(ネイティブ)の互換性が保持されることが示唆されています。いくつかのZ490、H470、B460、およびH410マザーボードが既にECCリストに掲載されているため、マザーボードメーカーは、Intelの次の大規模なデスクトップの発売に向けて準備を進めています。
IntelがCES 2020で第10世代デスクトップ製品ラインアップについて詳細を説明し、後日発売を予定していると言われています。