(Source:techPowerUp!)
AMDは7月上旬に7nmプロセスの「Navi 10」をベースとしたRadeon RX 5700 seriesを投入しました。今後Radeon RX 5000 seriesのラインナップ拡充予定です。下位の製品として「Navi 12」を使用したRadeon RX 5600 seriesと「Navi 14」を使用したRadeon RX 5500 seriesが予定されています。「Navi 12」は170mm2前後のダイサイズとなり、Compute Unitは22ないしは24、StreamProcessorは1408または1536となる。メモリインターフェースについては128-bitか256-bitかはわかっていないが、搭載するメモリはGDDR6で最大8GBとなる。TDPは120Wまで低減されます。「Navi 12」はRadeon RX 5600 seriesとして投入され、GeForce GTX 1660の対抗製品になります。登場は今年下半期もしくは来年上半期のようです。「Navi 14」はダイサイズを110mm2まで落とした小型のGPUです。Compute Unitは12ないしは14、StreamProcessorは768っまたは896である。メモリインターフェースは128-bitで、GDDR6を最大4GB搭載、Radeon RX 5500 seriesとしてGeForce GTX 1650の対抗製品であります。一方、AMDはRadeon RX 5800 seriesに相当するハイエンド製品をエントリーしていません。以前の情報ではここに相当する製品に使われるコアとして「Navi 20」の名前がありました。「Navi 20」についてはCompute Unitが64~80(Stream Processorは4096~5120)と予想されていました。最新のニュースでは80は不可能で、この世代でもCompute Unitは64が上限になるようです。「Navi」のCompute Unit 64は、今までのGraphics Core Nextのそれとは別物なんです。「Navi」はアーキテクチャの改良により性能を向上させており、同じ消費電力であれば「Vega」の50%増しの性能を実現で可能とされています。一方、リーク情報で実績のあるKOMACHI_ENSAKA氏のツイートでは、「Navi 12」が大型のGPUである可能性を指摘しています。この場合、「Navi 14」がRadeon RX 5600 series、「Navi 12」がRadeon RX 5800 seriesとなるようです。現時点で、64 CU / 4096spクラスの大型の「Navi」がありそうです。それが前々から言われている「Navi 20」なのか、はたまたダークホースだった「Navi 12」なのかは続報待ちです。