(Source:WCCF Tech)
AMDの最近の噂です。「Navi」をベースとしたRadeon RXグラフィックカードが2019年下半期に登場すると言われています。このとき登場するのはメインストリーム帯の製品です。そして、その次に登場するであろうエンスージアスト向けの「Navi」に関する情報がRedGamingTechに掲載されていました。最初に登場する「Navi」は「Navi 10」と呼ばれるもので、その次に登場する「Navi 20」がハイエンド向けとなる。RedGamingTechによると、「Navi 20」はRay Tracingのサポートが追加される。そしてinternal ray tracingの性能はNVIDIAのGeForce RTX seriesよりも早くなるとのこと。また、HPC向けやデータセンター向けにも「Navi」GPUアーキテクチャがもたらされるが、コンシューマ向けとは異なる設計となり、よりカスタムSoCに適した設計となるようです。「Navi 20」の登場は2020年といわれています。「Navi」アーキテクチャそのものにも触れられており、その開発の経緯として従来のGraphics Core Next (GCN) architectureが持っていた弱点の多くを修正することに主眼が置かれ、かつてRadeon technology group(RTG)に在籍したRaja Koduri氏の仕事の1つもそれであったとのこと。Raja Koduri氏がRTGに加わった時点では既に「Vega」はほとんどができあがっており、彼が手が加えられる余地はほとんどなかった。ゆえに、彼のの仕事は事実上「Navi」であった。「Navi」は現行のGCNをベースとしながらも、geometry engine等大幅に手を加えたものになる。そしてRaja Koduri氏がRTGを抜ける前までにAMDは「Navi」の設計を終えていたようです。設計が終わり、開発の段階に移るないしは移った際になにやらゴタついたようでしたが、この話の通りならば「Navi」こそがRaja Koduri氏の仕事となる。「Navi」が良いものになってほしいものはもちろんであるが、「Navi」が良いものであればあるほど、AMDが優秀な技術者を失ったことにもなるので、なかなか複雑な心境である。