(Source:techPowerUp!)
ゲーミングPCがさらに快適になるメモリの話です。DDR5メモリはまもなくローンチされ、そしてその次のDDR6の開発が始まっているというものです。DRAMの世代進化においては過去数十年、周波数を向上させる一方、電圧はそのままかより低く抑えられてきました。時に他の機能を変更、例えばECCの機能の強化が行われることもあったりしました。より高い周波数とより広い帯域を目指してきた。サーバーやハイエンドプラットフォームではプラットフォーム側のメモリチャネル数の増加もあり、メモリ帯域の向上は達成され続けてきていました。
まもなく登場するDDR5は5200MT/sからスタートし、2022年には6400MT/sまでが想定されている。そして2022年時点ではDDR5の市場シェアは44%になる見込みです。SK HynixのChied engineerによると、DDR5の次となるDDR6の開発が行われているそうです。そして規格の標準化も進められているという。DDR6の設計目標は、DDR5の2倍の密度と2倍の帯域を得ることであるとのこと。
DDR5の気になる登場時期は、今年後半が予定されています。5200MT/sから開始し、6400MT/sまでの速度が想定されています。SK Hynixでは2018年に5200MT/s, 1.1Vで動作する16Gigbit (2GB) のDDR5 DRAMチップの試作品を開発しているとのこと。
今回はさらにその次のDDR6の話が出てきています。こちらは現在開発が進められており、規格策定も進められている以上の情報は乏しいものの多機能化へ向けたチャレンジもなされているようです。また、DDR5の倍以上の容量と倍以上の帯域を目指すとされています、この流れは今までのDRAMの進化の流れに沿ったものです。しかし、これを実現すると転送速度が半端なく高速になります(12000MT/s前後?)ので、対応すべく何かしらの機能が付加されるのではと噂されています。