CPU

AMD 第3世代RYZENの右下の空白はGPUダイには利用されない

(Source:ANAND TECH)

CES 2019にて、7nmプロセスでZen 2アーキテクチャを採用した第3世代RYZENのサンプルチップを公開したAMDですが、右下の謎の空白が非常に気になるところです。海外メディアのANAND TECHは 「この空白にAPU用GPUダイを搭載する予定はあるか」 とAMDにインタビューしたところ 「それはない」 との回答を得ました。GPUダイが搭載されないとなれば、この空白はいったいどう利用されるのでしょうか。

「Matisse」のダイについてもう少し詳しい考察がなされている。SocketAM4のパッケージは40×40mmなので、写真があればその比率からCPUダイ、I/Oダイのサイズを求めることができ、算出されたサイズであるが、CPUダイが10.53mm×7.67mm=80.80mm2、I/Oダイが13.16mm×9.32mm=122.63mm2であります。CPUダイについては「Rome」が明らかにされたときにも同様の方法で算出が行われ、多少のズレはあるが大体同じようなサイズに収まっており、第1世代のRyzen(Summit Ridge)とEPYC(Naples)同様、使用されているCPUダイはRyzenとなる「Matisse」とEPYCとなる「Rome」で共通となるようです。I/Oダイのサイズは「Rome」のそれとは明らかに異なっており、400mm2前半から中盤と見積もられている「Rome」のI/Oダイのおおよそ30%程度の大きさである(実際に「Rome」の写真を用い、CPUダイの面積を今回算出された80.8mm2として「Rome」のI/Oダイの面積を求めたところ、468mm2という数字が出てきた。元の写真の正確性が問題となるが、「Rome」のI/Oダイと「Matisse」のI/Oダイが異なるものであることは間違いようです)

「Matisse」の特徴として新たに挙げられたのは以下になります。

・PCI-Express 4.0への対応。

・現在用いられているSocketAM4プラットフォームでの対応。

関連記事

  1. AMDはコアあたりのパフォーマンスが最も高い第2世代EPYC 7Fx2…

  2. AMDがRyzen 4000の「Renoir」デスクトップAPUは豊富…

  3. Intel 14nmの不足を22nm Pentium G3420で補う…

  4. AMD Ryzen Threadripper 3980X 48コア/9…

  5. AMD Ryzen 9 3900Xを$ 410へ値下げしi9-1090…

  6. Intel、2025 年までに AI PC 向けになんと「1 億」もの…

  7. AMD の第 2 世代 3D V-Cache テクノロジーは、最大 2…

  8. Intel Meteor Lake CPU の Redwood Cov…

  9. AMD Threadripper 2 今月発表?!

  10. Intelの次世代Alder LakeデスクトップCPUがDDR5メモ…

  11. AMD Ryzen 7000 Dragon Rage(ハイエンドラップ…

  12. AMD Readies Ryzen 9 5900 12 Core&Ry…

PAGE TOP