(Source:ASUS)
Intelは、Core i9-9900KSを10月に販売開始します。世界にみても限定品という噂のあるものです。AMD Ryzen 9 3950Xに対抗する形で用意されるものであるには間違いありません。Core i9-9900KSの魅力はデスクトップCPUで初めて全コア5GHz動作に達成したことです。Core i9 9900KSの8コア時のTurboBoost周波数は5.00GHzです。
ASUSがこのCore i9-9900KSに対応の為にBIOSをアップデートし、そのROG Maximus XI ApexのBIOS updateのページにCore i9-9900KSのTDPの記載がありました。Core i9- 9900KSは全コアBoost時に5.00GHzを達成するためなのか、TDPは127Wと他の95Wより大幅に上昇しています。Boost時の周波数だけでなく、定格周波数もCore i9-9900Kよりも400MHz引き上げられ、4.00GHzになっています。LGA115x系CPUが今までTDP95Wを上限としていたため、Core i9-9900KSの登場により上限が破られることになります。次のComet Lake-SのK seriesがTDP125Wだという話も出ていますが、Core i9-9900KS=TDP127Wのこの報をみると、14nmCPUのままでコア数を増量するComet Lake-Sの話も当然ということです。TDPの話として、補足すると、IntelとAMDのTDPの数値には基準が異なり、AMDは上限値を明記しIntelは平均値を明記しているとの事です。