(Source:HotHardware)
IntelのCEOであるBob Swan氏とSVP, Core and Visual ComputingであるRaja Kodduri氏が、同社が2020年に予定している次世代単体グラフィック製品の計画と展望について明らかにしました。イベントは「Odyssey」と呼ばれていた模様で、Intelが最新GPU製品においてエンスージアストおよびゲーマー向けの市場に参入する道のりを歩んでることを示しています。このイベントではIntelのdGPU―「Xe」の画像も公開された。カードの画像はCritiano Siqueira氏がデザインしたもので、デザインのコンセプトは「Dragon Scale」であるという。そして最初に明らかにされたカードの画像はカード長が短く、エントリー向けの製品を意識したものと推測された。そしてアルミニウム製の覆いとブロワータイプの1基のファンが搭載されていた。またPCI-Express電源コネクタはこのカードの画像には見られなかった。2番目のカードの画像はより長いもので、1基のブロワータイプファンを搭載した2スロット仕様となる。そしてPCI-Express電源コネクタとして8-pin+6-pinが描かれている。おそらくこちらはよりハイエンドに位置する製品を意識したものであろう。今回明らかにされた画像はあくまで描かれたものであり、実際のカードの画像ではないようだが、2種類のデザインを公開したことは、少なくとも今の時点ではIntelのdGPUが1 SKUではないことを示唆している。PCI-Express電源コネクタのない短いカードはカード長はおおよそ15~17cm程と推定される。銀色を基調とした2スロット仕様のカードで、ファンは1基。画像出力はHDMI×1+DisplayPort×3を想定している模様である。
長いカードはカード長27~30cm程度と推定される。黒色が貴重で、青色LEDが搭載されている。8-pin+6-pinのPCI-Express電源コネクタから想定される消費電力は225~300Wとなるだろう。