NVIDIAは来週、カリフォルニアでGPU Technology Conference (GTC) を開催する。ところで、今回のGTCでは何が明らかにされるのだろうか? High Performance Compute (HPC) 向けの「Volta」は取り上げるには古く、「Turing」もQuadro RTX, GeForce RTXあるいはGeForce GTXにしろより下位の製品しか未発表のものは残っていません。
「Turing」の後に来る次世代GPUアーキテクチャは「Ampere」と予想される。現行の「Turing」が12nmプロセスで製造されているのに対し、「Ampere」は7nmプロセスで製造されると予想される。
「Ampere」はゲーミングというよりは「Volta」の直系となるHigh Performance Compute / Deep Learning / AI向けの製品になるだろうと予想される。一方で「Turing」で採用されたGDDR6メモリは「Ampere」でも使用され、また「Turing」で得たノウハウを取り入れて改良された7nmプロセスGPUとなる見込みだ。
GTC 2019の日程は3月17日から21日である。そのGTC 2019で次世代GPUアーキテクチャとなる「Ampere」が明らかにされるのではないかというのが今回の話題である。どこまで明らかにされるのか―次世代GPUアーキテクチャが「Ampere」ということのみか、あるいは時期的な情報やアーキテクチャの概要まで明らかにされるのか、はたまたTesla A100(仮)のように具体的な製品の予告までされるのかはわからない。
「Ampere」の名前はかつて「Pascal」の次として名前が出たことのあるものである。実際は12nmの「Turing」が「Pascal」の後継となったが、「Turing」の具体像が明らかになるまでは「Ampere」の名前もしばしば「Pascal」の次世代GPUとして噂され、GA102、GA104等という個々のGPUのコードネームらしきものも語られた(これはさすがに前例に従って予想しただけのものと思われるが)。
「Pascal」の次としての「Ampere」は噂で終わったが、今回7nm GPUの名として再び「Ampere」が登場した。真偽はまだ不明だが、時期が迫ったGTC 2019で何が語られるか楽しみである。
(Source:TweakTown)