ハイエンドコンシューマ向けグラフィックカードとして登場したRadeon VIIについてです。倍精度浮動小数点演算(FP64)機能が無効化されているそうです。一方、同じGPUコア―「Vega 20」を用いるエンタープライズ向けの製品であるRadeon Instinct MI60では同機能は有効なのだそうです。Radeon VIIの単精度浮動小数点演算(FP32)性能は13.8TFlopsです。もし、Radeon Instinct MI60と同様にRadeon VIIもFP64が有効であれば6.7TFlopsと予想されていました。しかし、Radeon VIIのFP64は860GFlopsに過ぎず、倍精度浮動小数点演算機能が無効化されていることになります。ゲーマー向けとして出す以上、FP64は不必要という判断のようです。本来持っていたFP64機能をゲーミング向けとして投入する際に無効とするのはAMDでもNVIDIAでもしばしば行っている方法なんです。そのため元々「Vega 20」が持っていたFP64機能がRadeon VIIでは無効化されているという事は何ら不思議な話でもない。
関連記事
-
AMD APUのコードネームVega→Navi→Arcturus?!
-
GALAXがNVIDIACryptocurrency MiningLi…
-
NVIDIA GeForce RTX 2060の価格を299ドルに引き…
-
Intel Xe HPG GPUは、ハードウェアレイトレーシングサポー…
-
NVIDIA CFO RTX30の供給に関するコメント
-
AMD Radeon RX 6800は、マイニングでGeForce R…
-
Intel Chris Hook氏(グラフィックマーケティングチーフ)…
-
NVIDIA GeForce RTX 30シリーズAmpereゲーミン…
-
NVIDIAはTeslaの混乱を避けるためにTeslaブランドを廃止
-
NVIDIA GeForce RTX 3050は、RTX 3060Ti…
-
NVIDIA RTX2080Ti 2080 2070 ようやく発表
-
AMD Navi 14 メモリ容量3種?!