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NVIDIA GeForce RTX2080Ti / RTX2080 ベンチマーク(3D Mark)

3Dゲームの革命を起こすとNVIDIAより8月20日に発表されました。新グラフィックスカード、コードネーム「Turing(チューリング)」ことGeForce RTX 20 シリーズのうち、GeForce RTX 2080 TiとGeForce RTX 2080 を搭載したカードが入手しました。ベンチマークを紹介します。

GeForce RTX 2080 Ti / RTX 2080 の特徴

GeForce RTX 20 シリーズの最大の特徴は、「リアルタイムレイトレーシング(Ray Tracing)」の処理を専門に行う「RTコア」を搭載した事です。これまでは膨大な計算と時間が必要なレイトレーシングには必要でしたが、ポリゴンと光線の衝突判定処理を専門におこなうRTコアを実装することにより、リアルタイムでレイトレーシング処理が行えるようになり、より現実に近い光と影の描画が可能となりました。Voltaアーキテクチャで追加された「Tensorコア」を実装、DLSS(Deep Learning Super Sampling)などの「AI処理」による画質向上の効果をゲームに低負荷で適用することができるようになりました。Deep Leariningを実行する(学習させる)だけでなく、学習させたものを実際に動作させる「推論」を高速に行いリアルタイムにゲームに活用できるようになっています。これらの効果は、従来までのGeForceシリーズでは、処理が重すぎて実用的なレベルではありませんでした。例えばレイトレーシング処理については、実用レベルにするためにGeForce GTX 1080 Tiが6枚以上も必要だったところが、GeForce RTX 2080 Tiではたった1枚で実現できるようになっています。これは、「RTコア」の凄さの一端にすぎません。従来のようにCUDAコアの数を少ない面積でいかに増加させ、性能を上げることができるかといった点で性能向上を図ってきていましたが、今回は大きく方針を変えております。新たな「専用の処理をおこなうコア」を追加してきた点が「Turingアーキテクチャ」の大きな特徴です。さらに、従来のSLIコネクタを廃止し、より高速な通信処理が可能となるNVLinkを採用した事も大きな変更点です。従来の描画結果をリンクさせる方法のSLIとは異って、2つのGPUを1つのGPUとして見せかけ動作させることが可能になります。これにより、ビデオメモリを合計した量が使えるようになるなど大きくSLIの効果が変更されます。

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