(Source:wccftech)
英国政府は本日、HPのスーパーコンピューティング専門子会社であるCrayに、同国の次世代国家スーパーコンピューターの契約を授与したと発表しました。ARCHER2と呼ばれる新しいスーパーコンピューターは、エジンバラ大学に配備され、AMDのEPYC RomeエンタープライズCPUを搭載しています。
AMD、748,544個の Zen 2コアで英国の最新およびヨーロッパ最速のスーパーコンピューターを強化
ARCHER2は、その前身であるARCHERの計算スループットの11倍以上を提供します。
新しいスーパーコンピューターの機能:
- 28 PFLOP / sのピークパフォーマンス
- 2.2 GHzのデュアルAMD Rome 64コアCPUを搭載した5,848の計算ノード、合計748,544コアおよび合計1.57 PByteのシステムメモリ
- 23x Shasta Mountain直接水冷キャビネット
- 4つのファイルシステムで14.5 PByteのLusterワークストレージ
- 1.1 PByteのオールフラッシュLustr BurstBufferファイルシステム
- NetApp FAS8200を使用した災害復旧構成の1 + 1 PByteホームファイルシステム
- 46の計算グループ、1つのI / Oグループ、1つのサービスグループで構成される、直径3トンボトポロジのCray次世代Slingshot 100Gbpsネットワーク
- 管理および後処理用のShasta Riverラック
- 事前にインストールするテスト開発システム(TDS)プラットフォーム
- 16個の次世代AMD GPUに接続された4個の計算ノードを備えたコラボレーションプラットフォーム
ソフトウェアに関するARCHER2は、AMDのEPYC Rome用の特定の最適化コンパイラとライブラリを備えたCrayプログラミング環境を備えています。このシステムは、AMDのローマ向けに最適化されたCrayのLinux環境に依存します。来年ARCHER2が稼働すると、世界で5番目に強力なスーパーコンピューターであり、世界で最も強力なCPUのみのスーパーコンピューターになると予想されます。