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「A」の刻印?!

NVIDIAのGeForce RTX 2000 series「Turing」のダイには、「TU102-300A-K1-A1」や「TU104-400A-A1」という刻印が施されている。今回の話はダイの名前と派生品を表す3桁の数字に続くアルファベット「A」の持つ意味の話なんです。

TU102やTU104は使用されているダイを表す。「Pascal」世代」でGP102、GP104、GP106、GP107といったいくつかのダイがありました。「Turing」世代もスペックに応じて異なるダイが用意されています。現時点では上から順に「TU102」「TU104」「TU106」の3種類のダイがあります。これらのダイを基本として、一部の機能を無効化する等の処置を行い1つのダイから複数の製品を派生させます。そして続く3桁の数字「300」や「400」は派生品の種類を表している。「Pascal」世代のGP104を使用した製品であればGeForce GTX 1080が、「GP104-400-A1」GeForce GTX 1070が「GP104-200-A1」と刻印されていました。そして、両者は400200で区別されていました。

「Turing」も「400」や「300」等の数字でそのダイから生まれる派生品を示すのですが、その数字に、「A」が付加されています。この「A」の刻印に関する説明が噂として盛り上がっています。

最新のドライバにはGeForce RTX 2000 seriesは次のように記載されている。

NVIDIA_DEV.1E04 = “NVIDIA GEFORCE RTX 2080 TI”
NVIDIA_DEV.1E07 = “NVIDIA GEFORCE RTX 2080 TI”
NVIDIA_DEV.1E82 = “NVIDIA GEFORCE RTX 2080”
NVIDIA_DEV.1E87 = “NVIDIA GEFORCE RTX 2080”
NVIDIA_DEV.1F02 = “NVIDIA GEFORCE RTX 2070”
NVIDIA_DEV.1F07 = “NVIDIA GEFORCE RTX 2070”
 

GeForce RTX 2000 seriesは、「RTX 2080 Ti」「RTX 2080」「RTX 2070」3種類が発表されています。それぞれが2つのIDを割り振られていることがわかります。通常は1つのSKUに対し1つのIDが振られるのですが、今回のこれは異例のことという。
この2つのIDはダイの刻印に、「TU102-300A-A1」のように、「A」が刻印されるものと「TU102-300-A1」のように「A」がつかないものを区別するためのものだそうです。この「A」がつくものが意味するものは、カスタム仕様やオーバークロック仕様のものに用いられるとのことです。一方、「A」がつかないダイはメーカーによる独自のオーバオクロックが禁じられているものとのことです。(購入したユーザーによるオーバークロックの制限はどちらにもありません)
A」のダイと比較すると「A」のつかないダイはオーバークロック性能が低い可能性が指摘され、また価格も若干異なる可能性大であるようです。(当然であるが「A」付きの方が高い)。

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