今後予定されている、「Zen 2」や「Zen 3」を使用したデスクトップ向けProcessorのコードネームが公になりましたね。
2017 | 2018 | 2019 | 2020 | |
HEDT | Threadripper | Threadripper2nd Gen | Castle Paek | Next Generation HEDT |
AM4 CPU | Summit Ridge | Pinnacle Ridge | Matisse | Vermeer |
AM4 APU | Bristol Ridge | Raven Ridge | Picasso | Renoir |
HEDT向けの「Castle Peak」を除くと、2019年以降のCPU/APUは画家の名前がコードネームになっていますね(マティス、ピカソ、フェルメール、ルノワール)。2018年は、「Zen+」で、「Pinnacle Ridge」と「第2世代Threadripper」が登場するのは目新しいものではありませんね。AM4 APUには、「Zen」世代の「Raven Ridge」でこちらは既に流通し、年度末商戦の起爆剤になっているようです。2019年は、少なくともHEDT向けとAM4 CPUは、「Zen 2」に移行し、前者が「Castle Peak」、後者が「Matisse」。同時期のAM4 APUである「Picasso」は、以前“Zen+”世代ともいわれていましたが、「Zen 2」世代と認識されているようです。(「Picasso=Zen 2」世代とすると、「~Raven Ridge」は「Zen / Zen+」、画家シリーズは、「Zen 2 / Zen 3」となる)。2020年は、AM4 CPUが「Vermeer」、AM4 APUが、「Renoir」で、「Zen 3」世代と考えられている。AMDは、2020年までのCPUアーキテクチャを「Inflection」の世代と「Optimization」の世代を交互に繰り返すことをロードマップ上で明らかにしています。「Inflection」の世代は新たなプロセス技術と新CPUコアが導入される世代、「Optimization」の世代はプロセスの成熟と効率性の向上を行う世代となる。「Zen」は14nmプロセスと「Zen」そのものの導入の世代で、「Inflcetion」の世代、「Zen+」は14nmプロセスを改良した12nmプロセスとアーキテクチャの改良を行う「Optimization」の世代になります。
「Zen 2」では新プロセスとして7nmへ、またCPUアーキテクチャにも手が加わり、「Inflection」の世代となります。「Zen 3」は7nm+の予定で、7nmプロセスが一世代成熟したもの。CPUアーキテクチャについては、中身はほとんど伝わっていない。「Zen 2」を何かしらの形で改良される(マイナーチェンジにとどまるか大幅改良されるのか不明)のは確かの様です。日本オリンピックイヤーくらいまで、Intelとシーソーゲームをするのは間違いなさそうで、DIYユーザーは十分に楽しめる事が判明したように感じます。