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Intel AMD 今後の動向について

Intel AMD などゲーミングPCをメインに考えて、今後の動向について一旦まとめてみました。2020年は日本ではオリンピック・パラリンピックという大規模なイベントが行われるわけですがゲーミング業界にも大規模なイベントが予想されます。

PS5が2020年Q4に発売

PS5は、新しいコントローラーの採用により「没入感をさらなる高みへ導くこと」としています。リアリティを最大限に追及したゲーム専用機になります。ハードウェア的には、AMDの3GHz CPUとNAVI GPUを搭載し映像面で、レイトレーシング対応となり、サウンドとコントローラーとともにリアリティを追求するものに仕上がりつつあります。ゲーミングPCの入門機レベルの製品でありながらソフトウェアでこれまでのPSにないクオリティの高いものになるようです。

Intel 今後の動向

時期CPUSOCKETRAMPCIe
現行Coffee Lake RefreshLGA1151v2DDR4-26663.0
2020年Q2Comet LakeLGA1200DDR4-3200?3.0
2021年Q1Rocket LakeLGA1200DDR4-3200?/DDR5?4.0

Intelは、現在需要に追い付かないほど製造にてんてこ舞いしています。そんなところに、AMDの猛追により世界各国でシェアを奪われました。Core-Xシリーズでは半値になるほどの大幅値下げを行っています。Intelに声をかけるなら「頑張って」の言葉しかない。本題のゲーミングPCの動向に関する部分ですが、2020年Q2にComet Lakeが登場します。MBの仕様が変わりますがこれが残念なのです。ゲームを快適に動作させるのに必要なのは、CPUのスピードとVGAのスピード、そしてデータとのやりとりであるストレージのスピードということになります。CPUのスピード自体はAMDとの差がそこまであるかどうか肉薄しているというところです。しかし、VGAとストレージとのスピードにおいてPCIeのスピードが鍵になります。ここがPCIe3.0の現行のままなのです。

各世代・各レーン数におけるデータリンク層転送帯域(双方向/一方向)[GB/s]

x1x8x16
Gen10.5/0.254.0/2.08.0/4.0
Gen21.0/0.58.0/4.016.0/8.0
Gen31.969/0.984615.75/7.87731.51/15.75
Gen43.938/1.96931.51/15.7563.02/31.51
Gen57.877/3.93863.02/31.51126.0/63.02

PCIe3.0とPCIe4.0では、2倍のスピード差があります。AMDは本夏にX570マザーボードでPCIe4.0を搭載しています。Intelは1年後でもAMDに追い付いていない状況なのです。「頑張れIntel」。

AMDの今後の動向

時期CPUSOCKETRAMPCIe
現行Zen2(Matisse)AM4DDR4-32003.0/4.0
2020年Q2Zen3(Vermeer)AM4DDR4-4000?4.0

AMDは7nm製品が順調に製品化できています。この為ゲーミングPCにはより良い環境を整えているように見えます。しかし、実のところ現行品のRyzen9は市場に多く出回っていないのが現状です。IntelのCore i9の方が出回っている感があります。AMDがゲーミングPCに関して、より良い環境である理由は、PCIe4.0に対応している事です。PCIe3.0に対して2倍のスピード差があります。現時点では、PCIe4.0に対応した製品は、SSDとAMDのRX5700、RX5700XTくらいしかありません。2020年Q2には、AMD、NVIDIAともラインナップを増やしてくると予想されますのでAMDのプラットホーム+PCIe4.0対応SSD+PCIe4.0対応ハイエンドVGAの組み合わせが可能になります。ただ残念なのがメインメモリの部分で、DDR5への移行にならない事であります。とはいえゲーミングPCの世界がどのようになるのか、4K+リアルレイトレーシングといった超高解像度ゲームが楽しめるようになります。この為にも2020年Q2には4Kゲーミング液晶が数多く用意される事が予想できます。

まとめ

2020年はゲーミングユーザーにとって寝不足に至るおそれのある都市となるでしょう。とにかく新しいテクノロジーにより、より快適なゲーミング環境が整えられる事間違いありません。

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